ロード・オブ・ザ・リング』など最近ファンタジー映画が増えているなか、今度はディズニーが贈る壮大なファンタジーということである程度期待して見に行きましたら、結構いろんな意味での驚きが多かったこの映画. ディズニーがファミリー向けの新たなファンタジー映画として位置づけているそうですが、果たして大丈夫なんでしょうか? まずオープニングからいきなりナチスドイツのロンドン空襲のシーンから始まり、そしてタイトルロールのBGMはビョーク!?でしたね. とにかくこれは本当にファミリー映画を撮り続けてきたディズニーのファンタジー映画ですか? と思いたくなる、ちょっと暗い感じのオープニングでした. やはりディズニーのファンタジー映画って言われれば、本当に子供に見せても無害な映画って思いますからね. さすがにビュークみたいなBGMには驚きましたよ. さてそんな驚きのオープニングを終え、ようやく「トンネルを抜けるとそこは雪国でした」に引っ掛けるように「衣裳だんすの中を抜けるとそこはナルニア国でした」な感じで難なく目的地へ. やはりファミリー向け映画だからご都合主義で結構なのか. 私自身こんな感じの映画を本当に楽しめるんでしょうか? そんな不安と疑問がなかなか消えない前半でした. でもストーリーが善vs悪という分かりやすい構造図で展開されているため、面白いです. しかもその単純明快な物語を盛り上げるため弟のエドは兄への反抗心からか雪の魔女の罠に引っ掛かったり、ナルニア国の争奪戦なのかアスランの弔合戦なのかよく分からず戦闘が開始されたりと、とにかく内容は満載. 戦闘シーンも『ロード・オブ・ザ・リング』ほどではありませんが、それなりになら十二分に楽しめましたよ. 映画全体の雰囲気もまさに『ロード・オブ・ザ・リング』と『ハリー・ポッター』の中間に位置する感じで、大きな期待さえしなければ十分楽しめるおもしろさがあると思いました. また様々な動物の演技及びそれに伴うアニメーション技術のレベルの高さは素晴らしい! としか言い様がありませんでしたね. この映画はある意味それを見るだけでも十分価値があると思います. でもそれに予算を使いすぎたのか途中合成バレバレのちゃちぃ映像があったのが残念でした. キャストのギャラが安いはずなのに予算配分はしっかりやらないと! そしてあんな終わり方で、第2章にはどうやって続くのでしょうか? 深夜らじお@の映画館 のタンスからは別世界へは行けませんでした.