ルーヴル美術館の向かいのパレ・ロワイヤル広場に移転したばかりのカルティエ現代美術館に行ってきました。
1855年に万博に合わせて「グラン・オテル・デュ・ルーヴル」として誕生した歴史ある建物ですが、中はとても近代的な変化をとげています。
ガラス屋根や大きな窓から自然光が降り注ぐ、気持ちの良い開放感溢れる展示スペースは、外部の街並みに続いているような不思議な錯覚を感じます。
カルティエの掲げるコンセプトは
「誰もが現代のアートに出会える穏やかな場所でありたい。古い建造物は時代の証であり、歴史と響き合いながらその空間の本質を照らすものである」というもの。 本当にその精神を実現している素晴らしい場所です
そして新たな拠点のスタートを飾る展覧会は
「Exposition Générale」。
カルティエ現代美術財団の約40年におよぶ活動を象徴する試みだそうで、1984年の創設以来、財団が支援してきたアーティストたちの約600点の作品が4部構成で展示されています。
4番目の展示
「Un monde réel」(現実という名の世界)
この章では、科学やテクノロジー、フィクションを通じて、現実をもう一度夢見る想像力を探る試み、がテーマだそうで、ニューヨークのデザインスタジオによる《EXIT》という展示がありました。
気候変動や移民の流動といった地球規模のデータが映像と地図で大型スクリーンに映し出され、人類がつくり出した現代世界の複雑さを突きつけられます。
とても現実的で、ザラっとしたリアルな恐怖感が湧き上がってきました。
この展示を見られただけでも、来てよかったなーと実感できました。
