ハリウッド映画より、日本映画のほうが好きな外国人。

1月に入っから、4本の映画を観にいってきました。

順に『鎌倉ものがたり』、『嘘を愛する女』、『祈りの幕が下りる時』、『羊の木』でした。

個人的には、祈りの幕が下りる時』の満足度が一番高ったのでした。

人をあやめる動機に関して祈りの幕が下りる時』は今までの多くの東野圭吾の作品と同じ、大切なものを守るために、不本意に取り戻せないミスを犯してしまったが、大切な人への愛で、次の過ちを犯した。

人を愛しているから、罪を犯してもいいわけではありませんが、観客のなかでたぶん映画をみながら「自分ならこんな愚かなことをしない」と思っている人も少なくないですが、みんなが多少主人公の不幸な人生に同情しているのでしょう。

一方、『羊の木』の場合、最後に勧善懲悪のいい話となりますが(たぶん満足のいく観客が結構多いかもしれません)、結局のところは、救われる人もいれば、救われない人もいるという話でしょうか?

杉山勝志はすてばちになってしまい、しょうがない話ですが。

宮腰一郎はなぜゴキブリを殺すように人をあやめるのか(たぶん心理的には何かがあるかもしれません)。

純粋の愛情や信頼では助けられる人も助けられない人もいるということでしょうね。

真実、現実だけど、一部の日本コンテンツと同じ、話が深くて、味わうのにいいですが、ちょっと重いトピックになりますね。

次の新作を楽しみにしています。
ps 鎌倉ものがたり』は、主演が堺雅人さんですから、見に行ったのでした:)
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