BCフィリー&メアターフ
1st ラヴズオンリーユー(日)
2nd マイシスターナット(米)
3rd ウォーライクゴッデス(米)
※ラブは4着、アウダーリャは5着
BCディスタフ
1st マルシュロレーヌ(日)
2nd ダンバーロード(米)
3rd マラサート(米)
※レトルースカは10着
矢作厩舎最高すぎる
まずはラブズオンリーユーが期待通りやってくれた
道中は4~5番手追走も最終コーナーで人気を分け合ったラブとウォーライクゴッデスに外から捲られ、直線では前が壁
さらに後方にいたマイシスターナットにも前に出られ、「川田・・・」という状況に
しかしそこからウォーライクゴッデスとマイシスターナットの間をこじ開け、レベルの違う瞬発力で一気に追い付き差し切り勝ち
着差はわずかだったがラブやウォーライクゴッデスの位置にいたなら楽勝だっただろう
2着のマイシスターナットは人気薄だったけど、G1レースでもずっと上位に来ていた善戦タイプの馬で、3~5着は全部人気馬
相手も力を出し切った上での完勝で、まさに横綱相撲だった
日本馬初のBC制覇、しかしその歓喜さえ一瞬で打ち消すほどの衝撃が1時間後に訪れた
本年7戦6勝2着1回G1・4勝のレトルースカ、同じく本年4戦3勝2着1回G1・3勝のマラサートの2強を筆頭にレベルの高いといわれていたBCディスタフ
帝王勝8着で、日本では地方競馬でしか重賞勝ちのなかった全く無名のマルシュロレーヌはブービー人気もやむなし
事前にはラヴズオンリーユーと仲がいいというような報道もあり、完全に帯同馬としての扱いに過ぎなかった
レースは4ハロン44秒後半のハイペースで入り、レトルースカは2番手、マラサートは中断後ろの内、マルシュロレーヌは後方2~3番手を進む
3コーナーでマルシュロレーヌが大外を上り先頭集団に並びかけ、レトルースカは早々に失速、4コーナーでは先行集団で唯一粘る昨年のケンタッキーオークス馬シーデアズザデヴィルをも飲み込み単騎先頭で直線に向く
ゴール前では遅れて仕掛けたダンバーロードが内から迫り、完全に並んだところがゴールだったがハナ差でマルシュロレーヌが凌いでいた
BCディスタフはBCシリーズの第一回から開催されている牝馬ダートの頂点のレース
まさかマルシュロレーヌが勝つとは夢にも思っていなかった
日本競馬海外遠征史上 間違いなく「Biggest Upset」だ
2頭ともクラブ馬、いつかは自分の持ち馬もこんな奇跡を見せてほしいなあ