{3532C080-AD2B-4651-92FF-821D4A5249C9}


ワトフォードに1-2、チェルシーには1-3……。連敗中のアーセナルにとって、次節に対戦するハルはイヤな相手だ。1月19日に新監督に就任したマルコ・シウバ監督は、4+5のブロックを自陣に築く基本プランを早々と構築し、アウェーのマンチェスター・ユナイテッド戦をゴールレスドロー、ホームのリヴァプール戦ではセットプレーとカウンターから2-0の勝利をもぎ取っている。24節終了時点で18位とはいえ、そのパフォーマンスは上昇気味だ。

さて、フットボールに限らず、闘いではメンタルが重要だ。「戦略・戦術が3、メンタルは7」とマンチェスター・シティのパブロ・サバレタが言っていた。そしてこの重要な要素に、アーセナルは大きな問題を抱えている。

「選手一人ひとりのポテンシャルはチェルシーにも引けを取らないはずだ。しかし、内なる強さというべきか、絶対に勝つんだという気概が感じられない」(ティアリ・アンリ)

「チームリーダーが見当たらない。みんないいヤツだが、おとなしすぎる」(ソル・キャンベル)

OBが相次いで精神力の弱さを指摘した。前節のチェルシー戦もリードを奪われると闘うメンタルも感じれず最後まで覇気すら感じなかった。少なくとも他の選手より最後まで戦っていたのはナチョ・モンレアル、シュコドラン・ムスタフィ、オリヴィエ・ジルー、ダニー・ウェルベックの4人だけだ。アレクシス・サンチェスは時間の経過とともに試合から消え、メスト・エジルはまたしてもビッグファイトで輝けなかった。

あれから一週間、アーセナルのメンタルは回復しているだろうか。アルセーヌ・ヴェンゲル監督はモチベーターではなく、出場停止中の指揮官に代わってベンチをあずかっているスティーヴ・ボールドも、気合が前面に出るタイプではない。

また、チェルシー戦で脳震とうを起こしたエクトル・ベジェリンは快方に向かっているものの、コンディションを完璧に整えるまでにはもう少し時間が必要だ。さらに、人材不足に陥っている中盤センターにも劇的なプラスはない。アフリカ選手権を終えたモハメド・エルネニーは現地時間の8日に再合流しているとはいえ、疲労を考慮すると先発は考えづらい。フランシス・コクランとアレクシス・オックスレイド=チェンバレンに、引いた相手を崩すパスのセンスは期待できない。

絶好調時のアーセナルなら、華麗なアタッキング・フットボールでゴールラッシュもありうるが、直近2試合のパフォーマンスを踏まえると、ホームゲームでも苦戦の予感。リーグ3連敗も、考えられなくはない。