あるところに一人の女の子がいました。
その女の子は、 
来る日も来る日も
ある人が戻ってくるのを
待っていました。
そんなある日
「昨日もそこにいたよね。」
と通りすがりの人に声を掛けられました。
「はるくんを待っているんです。」
「はるくん?誰だいそれは」
「はるくんは、とっても優しくって強い子です。」
「そうかい。君の名前は?」
「サクラ」
「サクラって名前なのかい?」
「はい。はるくんがいないと私生きていけないんです。」
「どうしてだい?」
「私にもわからない。どうしてか。でも、はるくんがいないと
私は、生きれない。それだけはしっかりしている。」
「そうかい」
そういって行ってしまった。
そうして来る日も待ち続けた。
私のことをみんな見て
不思議そうな顔をする。
どうしてだろう?
そう考えていると
ある日、ことりという女の子が来て
「サクラさんは、ずっとそこにいるの?」
「はるくんを待っているんです。」
「どうして?」
「はるくんがいないと私は…」
「そうなんですね。私は、もうすぐ眠るんです。
しばらく会えませんね。」
「そうですね。今度会える時まで」
といって帰っていった。
私は来る日も待った。
ゆきという男の子がきて
「あなたは、どうしてそんなに悲しそうなんですか?」
「はるくんが迎えに来てくれないんです。」
「きっともうすぐきますよ。」
そういって行ってしまった。
私は、どれほど待っただろうか?
やっとはるくんが来た。
「おまたせ、サクラ」
「待たせすぎだよ。はるくん」
「サクラ、周りを見てごらん。」
そう言われてみてみると
みんな笑顔だ。

私は、ずっと一人だった。
寒い時も暑い時も
でも、私はここでずっといてよかったんだ。
みんなの笑顔を見るため
私は、ここにいたんだから


「はるくん。私またここで待ってていい?」
「うん。また1年後」

わたしを見に来てくれる人が
来年も笑顔でいられるように
わたしはここで待ってるよ。

冬を超えて春が来るまで

ずっと  


待ち続ける。


ハリネズミハリネズミハリネズミハリネズミハリネズミハリネズミハリネズミハリネズミハリネズミハリネズミハリネズミ



短いの物語ですが



読んで見てください。