今現在、沖縄に住んでいる人であれば
沖縄のテレビ(民放3局)のCMキングは誰だかすぐわかる。
もちのろん!言わずと知れた、 あの泣く子も笑う「琉神マブヤー」ヤイビーン(です)!
沖縄のありとあらゆる企業のCMに連日登場している。
車、銀行、旅行、スーパー、コンビニ、その他マブヤーのCMを視ない日はない。
一番驚いたのは、離島ツアーで、「マブヤーと行く○○ツアー」と銘打って募集をかけていたこと。
きっと、同行したマブヤーは子供たちに引っ張りダコで、大変だったと思う。
さらに驚いたのは、交通標語にもマブヤーの決め台詞が使われていたことである。
それは沖縄のメインストリート国道58号線、陸橋のうえに横断幕として掲げられていた。
その標語とは「タッピラカセー酒酔い運転」(たたきつぶせ酒酔い運転)
訳もつけずに、そのまま掲げられていたので、
他府県の人が見たらきっと、チンプンカンプンだったと思う。
沖縄の子供たちもマブヤーが出る前は、ウチナーグチを誰からも教えられてこなかった。
今では、保育園の小さな子どもたちでさえ、会話の中で「メーゴーサー」(げんこつ)、
「ヤーチュー」(お灸)、「マジムン」(魔物)、「マブイグミ」(魂込め)などと使っている。
マブヤーのおかげで、文化としてのウチナーグチが、
子々孫々まで継承されていくかもしれない。
これはウチナーンチュとしてはデージ(非常に)喜ばしいことである。
あわよくば他府県にも、沖縄の文化・風習などが紹介できればなお嬉しいことである。