岩木一麻 『がん消滅の罠 完全寛解の謎』 (宝島社) 1,490円
[作品紹介]
治るはずのないがんは、なぜ消滅したのか― 余命半年
の宣告を受けたがん患者が、生命保険の生前給付金を受
け取ると、その直後、病巣がきれいに消え去ってしまう―。
連続して起きるがん消失事件は奇跡か、陰謀か。医師・夏
目と、がん研究者・羽島が謎に挑む医療本格ミステリー
2017年、第15回『このミステリーがすごい』大賞・大賞受
賞作品。
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この春、TBSでドラマ化された原作本。唐沢寿明、渡部篤
郎、及川光博、麻生久美子、北大路欣也など、豪華キャス
トでした。早速、図書館で借りて読んでみました。 というか、
実は…ドラマよりずっと前に予約していたのが、ドラマ放送
後、ようやく順番がまわってきましたよ。さすが、“このミス”
大賞だけあって、人気作品ですな
同じく、“このミス”出身で、医療モノ を得意としている海堂
発表するかもしれません。 ただ、 医療モノ だけあって…専
門用語が連発 最初は 取っ付き難いかもしれませんが、
ただ途中からはサクサク読めるようになります。特に、ドラ
マを観ていたからそう思うのかな
原作を読んでしまうと…ドラマとはちょっと設定が違うのが
分かります。 特に、主人公の妻である 夏目紗季が妊娠し
ているのに、がんを植え付けられるシーンには、正直かな
り違和感がありました。 でもやはり、原作にはまったくそん
な描写はありませんでした。ドラマでは ちょっと盛り過ぎた
感じは否めませんね