「我は神なり」創造主について。

こんにちは。Aikoです。

最近きつねさんこと、加登鉄平さんのエックハルトを読む会に参加しました。中世の神学者マイスター・エックハルトの説教集を鉄平さんの詳しい解説を聞き、丁寧に読み込んでいく会です。

会の内容は私の理解が浅いので追って、ゆっくり書きたいなと思います😃

これは読書会なので深夜にエックハルトの情熱を感じる説教集を読みながら、神ということ、神ってなんなのだろうか？とゆっくりと思ったのですね。だからそれについてあてどなく書きます。

最後まで結論は出ないので、結論がない話にストレスを感じる人は読まずにスルーしてくださいね。

神ってなんでしょうね？☺️

キリスト者であるエックハルトの神と、私の神は、創造主という意味では同じです。でも神と自分の立ち位置が違います。

エックハルトは神と被造物としての人間と捉えます。

（しかし神は人間の本性を神と同一に作ったので、人間の魂の最高位は神と同じ仕様であるようです。）

👉神≠人

私は「我は神なり」と思っています。

👉神＝人

神とひとことで言っても、その内容は違うものですね。でも、それは日常茶飯事です。「猫」「春」「母」「愛」なんでもよいですが、簡単な言葉一つとっても、そこにまつわるイメージは個々人によって違います。それぞれに違う感じ方、想い、を持っているのですから。みんな一人一人が、それぞれの像を抱えています。

ですから時に話が通じない、話が平行線。ときにフラストレーションを感じることもあるかと思いますが、本当の意味では通じないのが当たり前なんですね。愛があると、そこに共感が生まれたり、異質なものを異質なままその存在をいとおしむことができます。そして異質なものを受け入れ難い時も、それを受け入れる愛をまだ経験したことがなかっただけであり、未体験の愛を経験する時がきたなと思います。それも愛です。自分を進化させる愛。結局全て愛。

話がそれました。

神についてでした。

エックハルトの神については、私がきちんと理解できていないので、これから理解が深まったら書いてみたいと思います。

今書けるのは

私の神について…。

私は「我は神なり」と思っています。

「我は神なり」は、神と私は本当には差も違いもなく、完全に一元です。

この真理以外は全て幻想となります。今見ているこの世界の見えるもの、感じること全てが幻想ということです。

真理は一つしかないから真理であり、「神」「猫」「春」「母」「愛」人の数だけの認識の違いがあるとするこの世の全てのものは、真理ではありません。幻想が複雑に織り成した壮大なタペストリー、織物のような感じがします。

しかし、多くの人の場合はタペストリーに描かれている内容のどこかに真理があると思っていて、タペストリーを織り上げた力がなんであるのかには無頓着のようです。

それを織り上げている力自体が、生まれながらに人間が持っていた創造する力、創造主である証なのですが。

一般的な考え方で言えば、意識しなくても「自分が生まれる前から地球は存在していた」と思うから、神に生を与えられ世界の中に生まれ落ちた私。と認識します。（何年前のどこそこに出生した私。）

でも、神が命を与えたのは自分だけではなく、自分とともに世界の全ても一瞬にして、今もここにすべてを創造し続けているとしたら？

神が創造したのは創世記にある世界の始まりの時だけじゃなくて、今も神の息吹をこの瞬間に与え続けているとしたら？

時間は直線で未来、現在、過去と並んでいるのではなく、神は今のこの瞬間に永遠に全ての時間を同時に作り出しているとしたら？

そして、その神は自分であるとしたら？

我は神なり。

すべてを一瞬にして今ここに創造している自分。そんな観点から、静かに静かにゆっくり自分を感じてみます。

そうすると徐々に私というものがわからなくなってきてしまいます。

全てが自分だったのだとしたら、自分とはなんなのか？

全てを作り出すのが自分だとしたら、自分はたった一人なのか？全てなのか？

私は有なのか、無なのか？

私の場合は静かに内観する気持ちの底に、混乱した気持ちが生まれてきます。

完全に自分は創造主であるというような、無尽蔵な認識は持てていないからでしょうね。

だから神について感じようとすると、キャパシティの枠を持つ自分という像が融解して、揺らぐためだと思います。揺らぎはエネルギーです。

揺らいで、揺らぐエネルギーを「我は神なり」に向けて…。

私にとって神とは、そのように揺らぎながら、振動数をあげながら徐々に還っていくところのようです。

今回は書きませんでしたが、エックハルトは神の「有」から、すべてを一つに認識していくようでした。葡萄の木のように神に繋がり紡ぎ出される世界は、神の花輪のように永続的に続き美しいと思いました。

愛するあなたへ

私の呼吸が、神の息吹である。

我は神なり。

あなたが生きていること自体が、世界というタペストリーを織り上げる神の力の証そのものです。

本日もお読みくださりありがとうございました。

※「我は神なり」というのは、いつもご紹介している北澤さんから教えてもらった言葉です。この言葉が一元であるから、真理だというのも以前に聞きました。そのような聞いた言葉を日々の実際を過ごす中で反芻しながら、まとまってきた思いをこのブログに書いています。だから私の開発した言葉ではありません。北ちゃん、借用をさせてもらってありがとうございます。

そして今回はエックハルトを読む会について詳しく書きませんでしたが、考える、揺らぎのきっかけを与えてくれた鉄平さんもありがとうございます。