この人も「なちょす」さん同様,ゲーム関連のユーチューバーなんだけど,こちらはゲームの内容よりも,ゲーム業界の裏話や噂話といった部分を紹介しているところが面白い。そして俺がこのチャンネルを気に入っている1番の理由はナレーションの声。「本当に素人なのか?」と思いたくなるくらい,とても良い声をしている。中には直接開発者とコンタクトを取って取材しているので,この人はどうやってアポを取ったのかが気になってしょうがない。

 

 

スカイデストロイヤーの幽霊船の出し方

 投稿者からの相談を受けたのはいいが,4ST channelさんの(多分40歳ぐらいだと思われるが)歳をとってからの3Dスクロールは目が回るという気持ちがよくわかる。それでも投稿者からの相談に果敢にチャレンジするも何度やっても幽霊船は出ず。当時のファミコン雑誌やネット,オークションに出ているアイテムカード等,いろんな所から情報を得て,ようやく幽霊船の出し方が分かった時の嬉しさは何物にも代えがたい達成感があったと思う。ただ,以前紹介した「なちょす」さん同様,あれだけ歯を食いしばってやっても赤の他人は動画を観て「よくやったなぁ」と感心するだけであり,割に合わない仕事してるなって思う。

 

 

 

隠れたダイニングメッセージが酷い

 6:30のバイナリティランドはほっこりする裏技だけど,それだけ「早く仕事を片付けて彼女と会いたい」と切に願う気持ちが込められているような気がするが,今も夫婦愛が冷めていなければいいけどって余計なことまで考えたりする。

 

 

 13:34分から始まる,ナムコから発売された「えりかとさとるの大冒険」というソフトには,製作者の信じられないメッセージが埋め込まれているが,そのメッセージを観るにはなんと1時間半ぐらいエンディング画面を放置状態する必要がある。この裏技を最初に見つけた人はどうやってこれを知ったかはわからないが,その隠れメッセージの内容の殆どが「愚痴と恨み節」,中には子供には見せられないダイニングメッセージが込められていたのでビックリ。こちらは「スカイデストロイヤー」と違って,放置状態にすれば自然と出てくるメッセージなので苦労はしないが,放置状態という忍耐が必要。

 

 

 

発売から35年、妖怪道中記・隠しパスワード完全解明までの一部始終~531垓分の1を探し求めた男たち~
 これは満を満たしての投稿だと思うし,最近ヤフーニュースでも取り上げられた。

 発売から35年経過するも,未だに発見されないパスワードが3つ存在するとのことで,いろんな協力者を得てようやく見つかった投稿。作った人でさえ覚えていないのを追求するのだから,この方たちの英知と努力は本当にすごいと思う。逆に「絶対見つけてやる」と火が付いたのだろう,独自のシステムまで開発してのパスワード追求動画は本当に面白かった。ちなみに「チェックデジット」となるプログラムシステムを紹介しているが,俺には「?」な世界だった。

 このゲームを作ったのは宇田川さんという方で,4stさん曰く「当時のナムコでも凄腕のプログラマー」だったらしい。いろんなゲームのプログラム解剖を得意とし,ファミコンもあっという間にシステム・プログラム解剖できたらしい。そんな凄腕の人なのに「当時のパスワードを覚えていない」とか,今回謎に包まれた3つのパスワードが全部解明されたことを告げられても「ご苦労様でした」で終わるのもどうかと思うけど。