まさに世紀末の2000年7月、大蔵省（現在の財務省）から金融制度の企画立案に関する事務を統合させて金融監督庁というまだ歴史の浅い組織を金融再生委員会の管理下にある金融庁に改組した。21世紀となった平成13年1月、金融庁に業務の大半を引き継ぎ、金融再生委員会を廃止し、内閣府直属の外局の「新」金融庁となった。
麻生内閣が発足した2008年9月に、アメリカの国内第4位の投資銀行であるリーマン・ブラザーズが信じられないことに破綻したのだ。モビット
の出来事が発端となってその後の歴史的な世界的金融危機の原因になったため「リーマン・ショック」と呼ばれたというのが事実である。
【用語】ペイオフっていうのは、防ぎきれなかった金融機関の経営破綻による倒産をしたことに伴い、預金保険法で保護することとされた個人や法人等、預金者の預金債権について、機構が預金保険金の給付として預金者に直接支払を行う制度なのです。
であるから「金融仲介機能」「信用創造機能」そして「決済機能」以上、代表的な機能をあわせて銀行の3大機能と称することが多く、基本業務である「預金」「融資（貸付）」「為替」加えてその銀行の信用によってはじめて実現できているといえる。
実は日本の金融・資本市場における競争力を強化することを目指して緩和された規制のほか、金融規制の更なる質的な向上を目指す取組等をすすめる等、市場環境と規制環境に関する整備がすでに進められていることを知っておきたい。
覚えておこう、保険とは、想定外に発生する事故で発生した主に金銭的な損失に備えて、制度に参加したい多数の者が定められた保険料を掛け金として納め、準備した資金によって不幸にも事故が発生した者に規定の保険金を給付する制度である。
最近増えてきた、スウィーブサービスというのは銀行の預金口座と同一金融グループの証券取引口座の口座間で、株式等の購入代金などが手続き不要で的に振替される新しいサービスである。同一金融グループ内での顧客の囲い込み戦略である。
これからもわが国内においては、金融グループは、早くから国際的な金融市場や取引に関する規制等が強化されることもしっかりと視野に入れ、財務体質を一層強化させること、それに加えて合併・統合等をも取り入れた組織の再編成などに精力的な取り組みが行われています。
ＢＡＮＫ（バンク）はもともと机やベンチを意味するbancoというイタリア語に由来との説が有力。ヨーロッパで最も歴史のある銀行はどこなのか？15世紀初頭にジェノヴァ（現在のイタリア北部）で設立され大きな影響力のあったサン・ジョルジョ銀行というのが定説。
ＭＭＦ（マネー・マネジメント・ファンド）（エフエックス）：公社債や償還まで１年以内の短期金融資産で運用し利益を得る投資信託（投資家の資金を集めて専門家が運用する）のことを言うのである。取得後３０日未満に解約希望の場合、手数料にはペナルティが課せられるというルール。
よく聞くFXとは、証拠金をもとに外国の通貨を売買することで補償金の何倍もの利益を出すハイリスク、ハイリターンな取引である。ＦＸは外貨預金や外貨MMFと比較してみても利回りが高いことに加え、手数料等も安いというのがポイントである。ＦＸを始めるには証券会社またはFX会社へ。
設立40周年を超えた認可法人預金保険機構が支払う保険金の現在の補償額は"預金者1人当たり1000万円"と規定されている。預金保険機構に対しては日本政府、日銀ならびに民間金融機関全体が出資しています。
【解説】バブル経済（80年代から91年）とは？⇒不動産、株式などの時価資産が取引される金額が行き過ぎた投機により経済成長（実際の）を超過してなおもありえない高騰を続け、最後は投機によって持ちこたえることができなくなるまでの状態を指す。
そのとおり「重大な違反」になるのかそうでないのかは、監督官庁である金融庁において判断すること。ほぼ全ての場合、つまらない違反がひどくあり、それによる作用で、「重大な違反」判断することになる。
【解説】金融機関の格付け（能力評価）とは何か、信用格付機関によって金融機関など国債を発行している政府や、社債を発行している会社についての、債務の処理能力などを一定の基準に基づいてできるだけ公平に評価するということ。