不倫夫観察日記 -4ページ目

不倫夫観察日記

全て事実。





もう遠慮は無用だった。





私は即座に手帳とペンを出すと、その女性の携帯番号のメモを取った。



それからメールボックスを開いた。





その女性からのメールだけ別のボックスに送信されるようになっており、隠す為だろうか、


メールボックス名は「フォルダ4」


とだけあった。





メールの内容を調べると、日に何十通と送受信していた事がわかった。



内容は他愛の無いものもあったが、決定的なメールが多数あった。





メール内容は、ごく普通の恋人同士のようなものだった。



一線を越えて間もない、という感じではなかった。





何処のホテルに泊まるか


キスしたい


セック○をしたい


早く会いたい






凄かった。



初めて夫の裏の顔を見たような気がした。





メール内容からして、秋口のコンサートチケットの予約の話もあったから、しばらくは不倫関係をずっと続けていくつもりなのだろうと知った。





夫は、おおよそ半年前から既に怪しいと睨んでいた私には、さっぱり気が付いていないようだった。





全ての情報を見ても良かったが、極度のストレスからか、吐き気や全身の震えが止まらなかったので、夫の携帯をテーブルに置くと、まだ靄のかかる頭の中を整理しながら、夫が女と関係を持っていたここ一年の事を思い出していた。