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月見で一杯

綺麗な月でお酒は美味しい、そんな日記です。

9月最後の木曜日、妻が検診に行くと、胎児の顔写真を持って来てくれた。
鼻と口がしっかりと写っている。

9月の最後の金曜日。
朝、いつもの様に、うちを出る。
引っ越しの日がもう1週間を切っていた。

いつもの様に出勤、産休中の妻も駅までの散歩が日課となり、一緒に出掛ける。

いつもの様に改札前で別れる。

いつもの様に会社で仕事をする。
妻からのLINEをチラチラ見る。
どうやらお腹が痛いみたいだ。
出産予定日が1か月前を切っており、時折お腹が痛くなることもあると聞いていた。
昼前にLINEを開くと、病院に行ったと報告があった。

そして昼くらいに電話が来た。

「帝王切開になるって」

どうやら切ること確定らしい。
妻も医者に告げられたものの、状況を把握できていないようだ。

会社の人ともそろそろですねえ、とか朝話してたばかりだ。

え?トゥデイ?

俺も状況が把握できてない笑
とにかく会社を飛び出し、病院へ急ぐ。
雨が降っているが、傘を会社に忘れたぜ!

病院に着くなり、医者にとにかく緊急であることは伝えられた。
この情勢のため、待合室みたいなとこで隔離、待機させられた。
間もなく手術に挑む妻が目の前を運ばれていく。

声を掛けることが許された。
とにかく頑張れとしか言えねえ…

ひとり待合室で待機させられる。
うちの親と、妻のご両親にも連絡を入れる。
あとは無事を祈るばかりだ。

待つこと一時間程度であっただろうか。
無事に産まれた第一子が、目の前に運ばれてきた。
頭の中フワフワだ。
写真撮ることを許されたので、フワフワしたまま撮影だけする笑


そしてすぐに病室へと運ばれていった。

妻はもうしばらく掛かりそうだ。
無事に出て来てくれることを祈る。
第一子の通過から再び一時間程度して、妻が運ばれてきた。
本当に頑張ってくれたぜ…。

腹痛も胎児からの緊急サインで、妻がすぐに病院に行ったため助かったとのこと。
本当にありがとう…。

妻の無事を見届け、ようやくそれぞれの親に出産の報告をした。
妻のお母さんは心配の余り職場を飛び出して新幹線で上京してきそうな勢いだったが、面会できないことを伝えて我慢いただいた笑
けど普通だったら会いたいよなあ…。

あとは追い払われるようにして病院を後にした笑

外に出るとまだ雨が降っている。
雨の日が誕生日なんて、なんともうちの子っぽいな、とか思った笑

フワフワした足取りで帰路に付きながら思い出す。

そう、引っ越しの日がもう1週間を切っていた。

とりあえず産まれてきた子供と、頑張ってくれた妻に、深い感謝の気持ちを込めて杯を捧げた、乾杯!
父となり、新たな気持ちで自分をrevisionせねばと、気持ちを引き締めるのであった。
※後付けなので無理がある。