路側灯が部分的に消えている未明の第三京浜を走りながら
同乗者と「震災からの復興は可能なのか?」という話になった。

結論から言えば
「元のような生活にもどる」という意味での「復興」は
不可能だろうし目指すべきでもないということになった。

この震災は今後数十年単位でのインパクトをこの国に与え続ける事になるだろう。
都市設計やエネルギー政策、食生活は当然の事、それ以外に思いつきで挙げるだけでも
外交
法規範
社会倫理規範
金融
経済
ビジネスモデル
流行
ライフスタイル
行動様式
思考様式
キャリアデザイン
アート
教育
etc

自然的大災害と人工物(原発)の大事故が最先進国の一つにおいて同時多発的に発生した。
さらに文明の根源にある「電力」、生命の根源にある「水、食糧」の危機は、
直観的な相当因果関係で予測して、5年や10年の期間で解決されるような問題ではない。
その意味で人類史上最大規模の大災害が始まってしまったように思える。

宮崎駿は「残念ながらこの災害を文明が乗り越える事はできない」というような趣旨の発言をしたが、
(どのような文脈でそう語ったかは知らない。ただ、単なる悲観論から出た言葉ではないはずだ。)
私も同じようなことを感じた。
つまり、災害以前のように「匿名の他者のための選択」を日常的に回避して生きてゆくことができた時代に戻る事はできない、その意味での「復興」はもう無理なのではないかということだ。

to be continued.