こんにちは、unizipです。
このブログでは、私が最近読んだ本でググッときたものをまとめていきます。
なかなか本を読む気にならない人、本を読みたいけどあまり時間がない人、、、
参考にしてみてくださいね!
今月のタイトル
「ノヤン先生のマーケティング学」 庭山一郎さん
マーケティングて何だっけ?難しそう。。とお思いでしょう!
自分もそうでしたが、オシャレな表紙に惹かれて購入しました。ジャケ買いです笑
初心者にもとっつきやすい内容が盛りだくさんで、なかなか面白い!
今まで知らなかっただけで、いろいろ試行錯誤されたマーケティングに囲まれて
生きていたんだな。。。と感じさせられる一冊です。
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旅行は好きですか??
特に海外旅行が好きな人は、飛行機にはお世話になってますよね。
最近はLCCとか安い航空会社もあるし。
さて、『LCCはなんで安い価格で飛行機を飛ばせるのか??』
機内サービスを制限しているだけでは、安い価格で提供はできません。
ここには、マーケティング用語で言う、『トレードオフ』という考え方が隠れています。
大手の航空会社は、「ハブ&スポーク」というシステムで空路を構築してます。
主要な都市を大型機で結んでたくさんの人を運び、そこから各都市に中小型機で結ぶという
考え方ですね。
トランジットめんどくさい!と思うことはありますが、これが主流です。
この方法はとても効率的ですが、機体のラインナップを揃えること、それを整備、運用していくことに
かなりのコストを払わなければいけないというデメリットもあります。
LCCはここにメスを入れて、新たな市場を開拓したんです!
これまでのやり方を捨てて、『単一機種で限られた都市間を結ぶ』というコンセプトで
コストを省き、大手航空会社がマネできない価格を実現して、いまや大手を脅かす存在にまで成長しています。
重要なポイントは、『競合他社が捨てられない何かを捨てることで、競争優位に立つ』ということです。
ここで見た航空会社の例のように、先に参入した企業が捨てられないものは何か?ということを
よくよく分析していけば、後発企業が食い込んでいける余地はいろいろあるかもしれません。
少し前の話ですが、家電大手のパナソニックが『アラウーノ』というトイレを出していました。
便器は陶器製、という考えを捨て樹脂製の便器を開発し業界を賑わせていましたね。
参入障壁となっていた陶器製造の技術をより安価なプロセスで覆した良い例です。
マーケティングという視点だけでなく、人生の教訓としても考えさせられます。
古い考え方に縛られていないか?『みんながやっているから』という考えになっていないか?
捨てられないもののために、新しいステップを踏めていないのではないか?
ちょっと考えさせられますね。
