秋に受けた検診で、動脈硬化が見つかりました。
本人はあまり症状もなく、元気そのものでしたが再検診を受けた結果、冠状動脈の数か所に狭窄が見つかりました。
医師との相談の結果、ステントを入れる手術を行うことになり、いろいろと病院を探した結果、東京医大病院で施術をすることにいたしました。
火曜日に入院をする予定でいたのですが、医事科の担当者の身勝手な対応に憤りを感じ、寸前のところで入院が取りやめになるところでした。
大病院のご都合主義に泣かされた患者もたくさんいるはずです。
事務方の対応力の無さにはびっくりするくらいです。
すべてが「決まりですから」の一辺倒!!
患者の意思や都合、そして人権まで無視したやり方に「二度と来るか!」と思うくらいです。
病院の場合、どうしても患者の立場が弱く、医師や病院の都合によって右往左往させられることが多々ありませんか?
病院側の言い分もあるでしょう。
しかし「規則を守れないようなら入院はやめましょう」という発言は、患者の状況を全く無視したことではないでしょうか?
しかし、病棟に入ると、環境は全く変わってくるのです。
医師も素晴らしい人がたくさんいるし、看護師や関係者もとても穏やかで患者のことをよく考えられているのです。
事務方の仕事にはミスがあってはならない!
と、強く求められているがため、患者にその要求をしてくるのでしょう!!
大病院になればなるほどこの傾向は強く、病院の都合を押し付けてくる傾向があります。
徳洲会病院が創業時、既存の大病院に対抗する仕組みを作り、患者のための医療機関を作ることに取り組み
「徳田虎雄氏」はすごい人物だと思いました。
医療制度の問題点はこれからの日本における重要な課題でもある。
40兆円を超える医療費を今後誰が賄うのか?
そして高齢化社会に対応する医療制度の再構築をしてゆかないと、社会の崩壊につながりかねない。
と強く思いました。
私の病状は、心配をいただくほどではありませんでした。
医療の進化は目に見えて進んでいるのです。
カテーテル検査も苦痛なく済むくらいです。
生まれて初めて入院を経験し、医療制度の現場の問題点にも対面いたしました。
制度化することと仕組化すること。
そのために発生する無駄の排除によってもたらされる費用の減少も医療費の一部になっているのです。
日本の医療は世界一とも言われています。
本当に安心して自分に合った医療を受けられるようにすることを願いだけです。