ポイント⑤



全体の利益を考えられること



社内外に対して全体的に目を配ることのできる視野の広さや部下への配慮は、経営幹部が人を導くうえで不可欠の素養です。


全体の利益を意識できる素養があるか否かは、日ごろのチョットした行動でも現れてきます。



例えば、話をしていて自分のことばかり話している人と、相手の話に耳を傾け、相手の話の理解を深めることに努力する人。

掃除をしていても同様で自分の回りしか目が届かない人と、まずは共用の部分から先に手を付ける人、等々、自分が先でなく相手や社会の環境に目を向けられる人のことです。



それは自分のことをないがしろにするという意味ではありません。

会社や同僚のために何が優先課題か?を考えられることでもあるのです。

こうした意識が社内外に全体に目を配る視野の広さにつながってくるのです。



そして最後には相性です



◎経営TOPとの相性も重要な要素です。



どんなに能力が優れていても、TOPとの相性が合わなければ意見の食い違いが生まれてきて常に対立を余儀なくされます。


それでは経営幹部としての条件を満たしているとは言えません。


会社の価値観と一体化することも重要で、その柔軟性も相性の一つでもあるのです。

我慢するのではなくお互いの信頼関係を築くためにお互いの特性を生かしてこそ、経営幹部としての資質を備えているといえます。

深く理解することとは、本音で議論をすることでしょう。