今回の選挙の争点としてTPPの問題は大きく取り上げられていました。
日本の産業を守る! 大切なことだと思います。
しかし、守られる産業が世界と対等に勝負できるようになるでしょうか?
私はその逆になるように思うのです。
例えば、1982年農業問題として一時争点となっていたのが「オレンジ自由化」問題です。
もしオレンジが自由化されてしまうと、みかん農家が全滅してしまう。と大反対でした。
しかし自由化の波を押しとどめることが出来なく1991年各種の果物は自由化されみかんの消費量は3分の1まで減少いたしました。
そこでみかん農家は新たなる工夫が必要になり値段が高くても売れる品質改良に乗り出し、競争力がつく商品開発に成功したのです。
もし、この自由化がなかったら、みかん農家の工夫は生まれたでしょうか?
適切な競争は、消費者にとっても生産者にとっても有益なことなのです。
米も同様ではないでしょうか?
日本のお米はその品質からすれば外貨を獲得できる大切な産業であることは間違いありません。
もっと積極的に輸出への足がかりをつけることで、産業構造も変わってくるはずです。
TPP]を受け入れてこそ生まれる産業の変化を改めて感じる力を養得るようになるといいと思います。