選挙運動に携わってはじめて気付くことがたくさんあります。
7月4日に告示を迎える参議院選挙で告示日と同時にポスターが掲示板に貼られていますね。
これってどのようにして張られているか?皆さんご存知ですか?
基本が候補者が張らなくてはならないのですが、埼玉全県で12600箇所以上の掲示板があるんです。
それを全て張るには、組織的に動かなくては出来ない。
つまり組織をもっていない候補者はこのポスター張りひとつでも大変なコトなのです。
また供託金として600万円を拠出しなくてはなりません。
一時期、二大政党制を唱えて運動をしていた時期がありましたが、選挙に余りのも多額の費用と時間が必要なため、組織的に運動をしなくては出来ないことが大きな要因のようです。
今回支援する方は小政党のために組織をもっていません。
公示日にポスターが張れないということは知名度を上げられないことになります。
また、公示と同時に切手のような証紙が25万枚配布されます。
この証紙を張っていない、ビラは配ることが出来ません。
つまり、この証紙を張る作業がまた大変な作業になってしまうのです。
もっと効率的に出来ないものか、私のような経営者からすれば不思議なことがたくさんあります。
一度出来た仕組みをその時代に合わせて変化させてこそ時代に合った制度だと思っています。
選挙制度の問題は定数だけの問題ではないようです。
投票率が40%前後で推移しているのもいただけません。
今回初めてインターネットを使っての選挙活動が認められましたが、まだまだ普及しているとは言いがたい!
若者たちが、投票できる制度を作ることが出来れば、間違いなく政治は大きく変わってくるはず。
その制度がインターネットによって変わるように思っているのです。
もっとお金のかからない選挙のあり方を見つける時期ですね。