原発事故以来、エネルギーの問題は私たちも身近な問題として考えるようになりました。


政府が新体制になって、原発依存を明確にして日本のエネルギー供給を原子力と化石燃料に頼る道筋は変わらなくなってきました。


しかし、シェールガスが注目を集めている理由は安価であると同時に、産出国がアメリカであることです。


アメリカと日本はFTAを締結しておらず、シュールガスが安定して輸入できる確約が取れていません。


TPPの加入が急がれるのはこのような問題も影を落としているようです。


そして、再生可能エネルギーとして、地熱発電にも注目されているのです。


先日、アジアの未来のフォーラムに参加して、NZの資源エネルギー相の話をうかがうことが出来ました。


ニュージーランドでは地熱で賄われている電力は、国内必要電力の13%を占めており、同じ火山国として有効に活かされているようです。


確かに人口の問題もあり、一概に言えないこともありますが検討する要素はたくさんあります。


また、風力・太陽光等々発電能力を挙げる方法はたくさん検討されているのです。


しかし問題は、発電された電力の自由化が進んでいないことです。


電力自由化が進めば8電力会社以外の企業の参入も可能になり、取り組める企業はたくさん存在するのです。


まずは電力の自由化によって、発送電の分離を始め規制緩和によって生まれてくる民力を生かすことこそ今取り組むべきエネルギー政策では無いでしょうか?


この日本はまだまだ規制社会でもあり、自由な活動が行えない環境になります。


電力をひとつの関門突破として次なる規制緩和へとつなげてゆきたいですね。


それでこそ経済大国としての日本と取り戻す原動力になるかもしれません。