UNIXにはいくつもの原則があります。

そのひとつに「主体性の原則」というものがあります


 UNIXの現在の状況を生み出した要素には、私自身の主体性が大きな礎になっていると思います。


「主体性の原則」とは「真似をしない原則」とも考えて欲しいのです。

よく社員に「美容雑誌から学ぶな」ということも言いました。

特にヘアースタイルと真似たり、経営手法を真似たりすることは論外だと思っているのです。

その点について、クルーからは異論がたくさん出ていました。

私から考えると、同業から学ぶということは同業他社以上にはならないから他業から学ばなくてはならない!と理解しているのです。例えばデザインならデザイン専門やファッション業界、経営手法なら専門的能力を持った学校など。UNIXは業界NO1を目指してこそ私自身の誇りともいえるのです。


この業界は仲間意識が強く、同業同士で付き合う場合が多々あります。しかし同業はすべてライバル企業だと認識しているのです。

ライバルと同じ土俵で切磋琢磨するということもありえますが、私が考えるには、ライバルに手の内を教えてしまうことはありえない話です。

特に実業の世界でライバルと共に学ぶということは、業界全体の成長にためには必要でも、事業の成長を司るためにも守るべきことは自社のノウハウと人材でもあるのです。

また、私たちの同業の問題点は技術者集団が中心的存在で、企業としての存在が軽視している点です。


 UNIXが株式公開を目指すということは、同業との癒着ではなく産業として認められる事業にすることが、UNIXとして目指す方向性でもあるのです。


 取引関係においても同様のことが言えるのです。UNIXが主体的に取引をすることが前提でもあり、メーカーが主体性を持った販売方法に便乗するやり方には反対です。また最近の情報管理においても同様です。自社の情報システム以上に整った情報管理する企業が現われ、それに便乗するやり方にはUNIXらしさを失いかねません。

それは予約制度の導入の一体化している現状を見ていてUNIXのお客様を他社が管理する実態にとても危機感を抱いているのです。

 現在の経営体制の中で人事問題では会社の主体性がとても生かされるようになり、退職者も減ってきて一般企業並みの人事制度が浸透し始めました。

これこそ会社が主体的に存在してきた理由でもあるのです。

しかし集客作戦や商品戦略に関して一部では主体的な分野も存在しているのですが、相手先ブランドを生かすやり方は、UNIXらしくないと考えます。


 「業界の常識はUNIXの非常識!」この考え方はUNIXの底辺に流れていて欲しいです。UNIXがこれからメジャーになるためにはUNIXブランドを一流に育てることに徹底しちぇまいります。

それこそがUNIXらしさだと考えているのです。