イオン同友店会という、イオン出店者のグループがあり、

毎年小売業の視察を兼ねて世界各地を訪問し、商業事情の勉強をする会があります。


10月16日から5日間、シドニーを訪問してまいりました。


オーストラリアにはパースに二度ほど行ったことがありましたが、シドニーは初めての訪問でした。


季節的には春先になり、とてもさわやかな風が流れていました。


私たちはいくつかのSCを訪問していて、アメリカナイズされた商業施設は開放感があり、遊園地とショッピングセンターが一体化した印象を持ちました。


しかし、消費はあまり活発な印象を受けませんでした。


シドニーの観光施設として有名なのはオペラハウスです。


一般的には観光名所として終わらせてしまうのがルートなのですが、私たちはせっかくオペラハウスに来たのだからオペラを観たいと熱望、ガイドさんに交渉し、翌日のオペラ観賞チケットをゲット!

ディナーもそこそこに、オペラハウスに直行、本場のオペラに接することで思わぬ喜びを味わうことが出来ました。


そして、一緒に行った仲間たちと親しくなれたのも有意義でした。


「旅は道ずれ世は情け」ということわざがありますが、一緒に旅をすることで今まで知らなかった方々と一気に打ち解けることができます。

人間のふれあいは、心と心のふれあいだと思っています。

食を通して触れ合ったり、同じ目的をもって行動をすることで親しさが一気に盛り上がり、初めての出会いのような感じがしなくなります。


イオン同友店会には25000以上のテナントが出店をされています。

その全ての方々と触れ合うことは出来ませんが、このような企画があるからこそ、初めての出会いで親しくなれるのです。


また、海外事情を学ぶ機会を与えていただけるチャンスを生かすことも、次なるビジネスチャンスをモノに出来る素地も出来てくる。


最近、ロシアの商業施設の話を聞きました。


今、世界の商業施設のモデルは、アメリカ発信が多い!


国土が広い土地でのSCの商圏は日本よりはるかに広い!

あるアメリカのSCは飛行場が隣接されていると聞きました。


商業のあり方も変化してきて、日本のあり方にも少なからず影響を与えているのでしょう。


アパレルの世界で広い視野で出店攻勢を掛けているのが「UNIQLO・H&M・ZARA」等に代表されるファストファッションの専門店です。


今や専門店が主体となったSCつくりが中心となっています。

消費税が高騰する中、消費の減退も予測される事でしょう。