昨日、東京ビックサイトで開幕された「Diet&Beauty Fair ASIA 2012」に行ってまいりました。

毎年の行事ではあるのですが、内容も徐々に充実してきて講演会も本質に迫る内容になってまいりました。


基調講演で大分県竹田市長首藤勝次氏の講演は、竹田市が特徴ある温泉を生かした温泉療養保健制度の取り組みについて、大きな一歩を踏み出した話には、SPA産業にとって朗報ともいえる出来事でした。


ヨーロッパでは温泉療法の制度化が進み、保険適用の施設が各地で行われています。


例えば、南フランスでは、タラソテラピーセンターが多数存在致します。この施設は海洋療法がメインで、保険適用されている設備になっているのです。


つまり、保険制度の問題点は、病気になってからの治療が優先的で、病気にならないための医療行為に関しては現在の日本の医療制度では保険適用がされていません。


ドイツのバーデン・バーデンなども同様の温浴療法が健康管理に役立っているのです。


しかしながら、日本の医療制度は、病気になってからの適用でもあり、病気にならないための保険制度に関してまだまだ整備がされていなかったのです。


竹田市の温浴療法に関しての保健適用は画期的なことでもあり、町としての宿泊客の滞在日数が5.8日を越える長期滞在型の、SPA施設が脚光を浴びているのです。


現在、未病に関しての医療行為を保険適用にする動きはありますが、現状の段階では夢物語かもしれません。


これらのことが、美容と医療の妨げにあっている事実を踏まえて、今後のこの仕事の発展に阻害要素が生まれないようにしたいですね。


国民全体が健康で美しい生活を過ごす権利を求めるならば、温浴施設が多数存在する日本では、SPAの将来性は大きな市場を持っていると思われます。


UNIXは「シティーSPA」のはしりとして存在価値を高めてきました。


この分野を加速的に高めてゆくことで、美生活総合サービスとしての産業を確立してゆくことが出来ると考えています。