企業には幾多の文化が存在しています。


企業が成長を果たすには企業文化を大切にしなくてはなりません。

今までたくさんのお取引先や、企業の方々をお会いしていて感じることは、その会社の特徴がどこにあるかなのです。


例えば営業マンが自社商品の売り込みにやってきます。

そして商品の特徴や良さを一生懸命に語ります。

私たちの会社にもたくさんの営業マンがお越しになります。しかしその殆どが自社商品の紹介や説明に終始して、顧客の要望を聞くことが後回しになることがよくあります。


先日、ある銀行の方々がお越しになりいろいろと話をする中で初めての体験を致しました。


従来の銀行員のお話と内容に大きな違いがあったのです。

それは私たちの企業のあり方について熱心の話を聴いてくれ、その方針の沿った提案を懸命に探されている担当者に今までの銀行のあり方に一石を投じた気が致しました。


従来型の銀行はUNIXのような中小企業に対しては、担保主義が常道でした。担保はなくては融資も受けられないのが今までの中小企業の立場でしたが、その銀行の考え方は、担保優先ではないことです。

優先順位は企業が自社の事業に関してどのような姿勢で取り組んでいるのか?

この点に一番の注目をしてくれているのです。

成長時期にある企業には担保余力を持っているほどの優良企業はそれほど存在いたしません。

そんな中で成長路線を見つけ、企業の成長のお手伝いをする。この姿勢が本来の銀行業務ではないでしょうか?


それは私たちにも同様のことが言えるのです。

本当にお客様のことを考えてどこまで私たちは仕事の取り組んでいるのだろうか?

いつの間に、自分たちの都合を優先していないだろうか?

常に自問を繰り返しながらこの課題に取り組むことが重要だと思っているのです。


「顧客主義の原則」まさにこの一言に尽きるのではないでしょうか?


どの企業も掲げている言葉ですが、本当の意味で理解されている会社は意外と少ないのです。

そんなことを常日頃感じているのです。