私が事業を続ける中で、経営の視点が少しずつ判ってきました。
タイミングよく「七つの習慣」が刊行されました。
この著書は、皆さんもご存知のように発刊と共にベストセラーになり「習慣を変えると人生が変わる!」と言われ多くの方々の感銘を与えました。
私もその1人です。
特に、「パラダイム」という言葉に大きな意味があり、どんな事象が起きても基本的考え方を貫くことで、常に一定の視点を持つことができます。という内容でした。
そこで自分なりに、経営の視点として常にどのように考えていたか!を考え直してみました。
その中でいくつかの言葉に思いあったのです。
それが「経営5つのパラダイム」です。
当時からUNIXを株式公開をしよう。と考えていた私にとって「公開の原則」が第一に挙がりました。
「公私混同」という言葉がありますが、ある種この点は認めているのです。
それはなぜだと思いますか?
公私の始めに「公」が先に述べられているのです。
「私」が先に来ると「私公混同」になってしまい、主客転倒になってしまいます。
これでは意味がありません。
私たちは、この社会(公)に生かされている。
先に社会ありき!になら無くては社会に存在する意義がない。
社会の為に自分が存在する。という考え方こそが、役立つ人間として存在価値がある。
私にとってこのような考え方が大きくウェイトを占めていたのです。
「公開・公平・公正の原則」と3つの言葉をひとつにした理由は、全て公の社会が中心の全てが始まる。
「公開」=公に開かれる
「公平」=公に平等です
「公正」=公に正しい
このような考え方になってきたことが、経営を推進する際に迷うこともなくなってきたのです。
人生とは迷いの連続
経営も迷いの連続
迷わない人間等いません。
しかし少しでも決断を早く、いつも同じ視点で決断を下すことができた時に、視点は常に一点に絞られるのです。
「5つのパラダイム」の第一に挙げたことこそ、社会の公器としてのUNIXでありたい。と願っていた私自身の信念でもあったのです。