教育と学習の違いについて考えてみます。
教育という言葉に「教える」「育てる」という二つの意味が混在しています。
学校教育の中で「教える」という行動は先生と生徒の立場を表しています。
しかし社会人となると教育の意味が変わってくるように思えます。
学習つまり「学ぶ」「習得する」という二つの意味があります。
教育と学習の大きな違いは、学ぼうとする姿勢に大きな意味合いがあるように思えます。
学校時代はカリキュラムができていてその進行状況によって、教育方法に変化が生まれてきます。
教育とは、主体が教える側にあり、学ぶということは学びとる側に主体がある。
つまり、社会に出るということは教えてくれる!という教育から、自らが学び取る、学習にならなくては、社会人として自立しているとは言いがたい。
企業研修の多くは、学ぶことからはじめること。
この4月を迎えどこの企業にも多くの新人諸君が入社したことでしょう。UNIXも同様です。
彼らが身につけてゆかなければならないことは、仕事に必要な能力を自らの意志で学び獲らなくては、身についたノウハウを習得することができない。
学生から社会人への旅立ちは、自ら学ぶことのできる自由と、責任が必要になってくるのです。
現在の総務部長もこのような経験の中から主体的な仕事のあり方を見つけるようになってきたのです。
美容師だから!とか、○○だからと自らの殻にこだわりを持っていると、新たなる取り組みに挑まないようになってしまい時代の変化の乗り遅れてしまいます。
会社は生き物です。
会社は変化してゆきます。
その変化を是と捉える勇気を持っていることが、結果として主体性のある仕事をしているということになると考えています。