確かに今考えると経営指標でもある損益分岐点をミッションにしたのですから、お客様にとってあまり意味が無いと思います。

しかし当時、経営姿勢を明確にして事業を行っている会社はそれほど存在をしていなかった。その中でサンライズはその方向性を明確にして挑み始めた事が、事業をゲームのように面白くする事で、美容師という技術者集団をマネージメント集団に引き上げる事にもなったと思っているのです。


私自身、経営とはひとつのゲームとも考えている節もあります。単なるゲームではなく、後戻りすることができない真剣勝負のゲームです。だから次なる一手を考える事がとても大切だと!


時には相手の懐に飛び込んだり、時には距離感を取ってみたり!押してもだめなら引いてみな!的な感覚も大切だと思っています。だから自分自身は毎日楽しい!


時には窮地に追い込まれることもあります。しかしゲームですから失敗してもやり直しができる!と考えると、余り執着しない事も必要だと考えるようになって来たのです。

新宿店撤退も大きな失敗でもありました。しかし失敗を恐れてしまっていては次なる手を打つ事ができない。次なる手を打てる状況で徹底する事は、決して後ろ向きな考え方ではない。そう考えるようになってきたのです。

この考え方は、事業経営者としてとても大切な考え方でもある。