私は食べ物に好き嫌いがありません


何でも食べられる!といっても過言ではないと思います


時にはゲテモノもある程度平気です


昔、アマゾンに行ったときにはワニを捕まえて食べた記憶があります


アマゾンで面白い話に遭遇いたしました。


レンジャー部隊に所属していたガイドの話です


ある動物愛護団体の方々の研修として航空機がアマゾンに不時着したことを想定して訓練が行われたそうです。


1週間、アマゾンの密林で過ごすには動物たちと共生する前に、自分が生きることが前提となります。


レンジャーの隊員たちは、食料となる動物を捕らえて食しました


当初は、愛護団体のメンバーは一口も口にしない


そして動物を殺すなんて人間の恥であると罵りました


そして数日が経ち、いよいよ空腹に耐えられなくなり、断腸の思いで猿の脳みそを食べたそうです


そして発した言葉が「世の中にこんなにも美味しいものがあるとは知りませんでした」


と言ったようです。


また、こんなこともあったようです


アマゾンの密林が焼かれ、焼き畑農業が行われていました


密林が吸収する炭酸ガスによって地球の酸素濃度が保たれていて焼き畑に対して批判がありました


私も彼に食い下がりました


焼き畑をやめて安定した土地で仕事を探せと!


しかし彼は言いました


今、現地に同情をするなら、仕事をくれ!この秘境で生きてゆくと言うことは大変なことでもある


昔はゴムの木で生活が成り立っていた


たいした産業のないこの地で生きてゆくと言うことはアマゾンと共生しなくてはならない


共生とは時には戦い、時には共存する


現地の大変さや苦しみは、観光客の私たちには知る由もなかった


生きる原点とは自然との共生であることを改めて教わった気がした旅だった。


もう10年以上も前の話ではあるが??