地震から始まって、首都圏にも大きな変化がありました。
昨日から始まった計画停電の影響で電車が運休、そして停電地域は出始め、生活に支障をきたす地域がでてきました。
UNIXの森社長のご自宅は新浦安で、ライフラインが止まってしまい、電気・水道に不便をきたしている。
特に断水による生活不便は
「お風呂が入れない」
「トイレの水が流れない」
「飲料水が配給となる」
等々いろいろな不便をきたしています。
水は我々に大きな影響力を持っています。
今回の地震発生で引き起こした津波も水による大災害です。
また、原発施設の事故においても、水が果たす役割の大きさを始めて知りました。
「水の五訓」 黒田如水(豊臣秀吉の知恵袋と言われた黒田官兵衛)
一. 自ら活動して他を動かしむるは水なり。
[率先垂範]
自らは座ったままで、ああしろ、こうしろと言っても、誰も動くはずがない。自ら模範を示すことに
よって周囲を牽引する能力のないものに誰が敬意を表すものか。
二. 常に己の進路を求めて止まざるは水なり。
[自ら考えて道を拓くことを心がけよ]
何か失敗した時に、誰それがなぞと、あたかも自分には責任がないかのようにふるまう恥さらし
にはなるな。自らの知恵と努力で道を切り拓いてきたのならこんな返答はできない。
三. 障害に逢ひて激して勢力を倍加するは水なり。
[諦めからはなにも生まれない]
順調な水の流れもダムという障壁にさえぎられることもある。その時、漫然と過ごさず、あらゆる
栄養を吸収し、その力を満々と内に蓄えよ。蓄積された力があるからこそ、解放された時に巨大
なエネルギーを発揮できる。困難に直面して、自分の可能性をあきらめてしまっては、発展は
望めない。
四. 自ら潔くして他の汚濁を洗ひ清濁合せ入るる量あるは水なり。
[矮小な排他主義ほど空しいものはない]
さまざまな価値観を持つ人が一つの組織に集まっている。感覚、リズム、方法、価値観の合わ
ない者を排除するのではなしに、「長所をみつけてそれを生かす」ことをまず考えろ。川は、脇か
ら濁った側溝の水が注がれても、「入ってくるな」とか「出ていけ」とは言わない。さまざまな水を
一つにまとめ、大きな目的に向かって集約してゆく度量がない者はリーダーとしての資格はない。
五. 洋々として大洋を充たし発しては蒸気となり雲となり雨となり 雪と変じ
霰(あられ)と化し凝(ぎょう)しては玲瓏(れいろう) たる鏡となり而かも
其(その)性を失はざるは水なり。
[常に天の摂理に則って物事を考えよ]
水は温度の変化、器の形によって次々と自らの形を変える。しかし、その本性は一切変化する
ことがない。我々人間もまた、変化に対処するのに常に柔軟でなければならない。しかし、
不変の摂理を見誤ってはならない。
水の持つ限りないパワーを実によく表現した一説です。
日本は水資源の豊富な国です。自然エネルギーから受けた恩恵は限りなく大きい!
そして、今回の津波を考えるとその反動の大きさに私達は為す術もなかった。
「水のありがたみ」と「水の怖さ」この双方が自然からいただくパワーなのかも知れません。
水から(自ら)学ぶ事、たくさんあります。