そして採用活動の仕方をリクルートの方から手ほどきを受け、早速学校訪問をいたしました。採用活動は年々広がってゆき、数年後には関東甲信越・東北を含めて東日本を中心の学校訪問をするようになりました。
当時の美容師の評価をまだまだ低く、時には「我が高校には美容師になるような馬鹿な学生はいません」はっきりと断られる事もありました。進学校にはなかなか食い込む事もできず、どうしても就職をする学校はある程度限られた範囲でもありました。
それでも懸命に説明をする中で次第に胸襟を開いてくれる学校もあり、高校生採用が中心の採用活動をする事で、育成プログラムを確立しなくてはならなくなってきたのも事実です。
それが今の大きな資産となってきているのです。つまり高校採用をする中で美容学校への進学と同時に、社員教育の有り方を充実させなくては、社員の資質を向上させることができない。美容学校を卒業して就職する人たちに負けないくらいの教育内容を備える事が、会社を他社より優位に進めることができる。そう考えられるようになってきました。