当時の美容は、オカマをかぶってセットをする事が中心でした。つまり美容室でカットをしてもその後はローラーを蒔いてセットするスタイルが中心でした。そこに新風を吹かしたのがビダル・サッスーンで、彼の作り出すスタイルは、女性解放の旗印にもなってきたのです。


 女性が社会進出をして来た時代、OLといわれる女性たちが、銀座を中心として闊歩する時代が生まれてきたのです。活動的になった女性はヘアースタイルにも変化を求め、手軽にスタイリングできるスタイルを求め始めてきたのです。この時代の変化を的確に捉えてチャレンジする事で、間違いなく新しい時代を切り開くことができる。


そう信じて次なる行動に取り掛かり始めたのです。

次なる店舗の開設にふとしたことがきっかけから交渉成立、出店をする事になってきたのです。当時スタッフは下の弟、誠一も同じ仕事についていましたから、家族5名、そして従業員は2名の7名体制でした。