たまたま、岩手から集団就職で上京した若者が、理容の道を目指したい!と町島さんを通じて話しがあり、それが12月27日でした。年末のとても忙しいときでもあり、店を空けることは当日の売上がなくなることに等しいことでもあります。
しかし私にとって将来を考えたとき、今のままでよいとは思わなかった。なんとしても人材が欲しかったし、それが将来に向けてのスタートになる。と考えていたためすぐさま私は連絡をして、翌日、杉並の喫茶店で落ち合う事になりました。
私は懸命に理容の魅力を語りました。彼がこの仕事の魅力が判ってくれると直ぐに入店希望という事で、そのまま我が家に引越し、1月2日には一緒に仕事をする事となりました。
その彼が、将来にわたって右腕となってくれる柴田氏でなんと20数年間という歳月を共に仕事をする仲間として出会いの大切さを改めて教えてくれたのです。
もし年末の忙しいとき、その日だけのことを考えていたとしたら、彼と出会っていなかったはずです。彼と出会っていなかったら今のUNIXの基礎はできていなかったでしょう。つまり、12月28日の出来事はUNIXの将来にとって大切な一日でもありました。