釣りで一番楽しみは、「どこに行くか?」です。つまり旅気分にもなるのです。
私はいつもの仲間と行きますので、過去にはいろいろなところに行きました。
遠くは八丈島に行った事がありました。
友人が飛行機の操縦をする事から、小型飛行機で6名が乗り込み、桶川の飛行場から旅立って2時間余り、八丈島空港につきました。
本当に小さな飛行機だったために、荷物をいっぱい積み込むことができず、必要最低限の道具類を持参して釣行に行きました。
八丈は、大物狙いの基地として有名で、マグロやカンパチといった回遊魚がターゲットです。
私達は釣り船に乗り込みませんから、堤防や岩場を探して釣りをいたします。
到着した当日は岸壁から釣りを始める事といたしました。
ところがムロアジが入れ食い状況で、時には餌をつけなくても釣れる勢いです。6人で釣った結果、数時間でその数は300を超えていました。
宿に帰って来て、釣り上げたムロアジをさばくわけですが、余りにも数が多いために旅館の従業員も手伝っていただき、1時間余りを掛けて全ての開きにいたしました。
そして「一夜干し」八丈島と言えば「ムロアジのクサヤ」が有名ですね。
クサヤは独特の臭いがするために好き嫌いがはっきりしています。
だから飛行機の中に持ち込むことはご法度のようです。
そんなこんなで一日目が終了、翌日への期待が盛り上げってきます。
八丈には温泉がないと聴いていましたが、やっぱりあるのです。
船宿の車を借りて島内見物のついでにザブンと一風呂浴びてから夕食となり、当地の魚三昧の料理に舌鼓を打ちながら翌日の爆釣夢を見ているのです
翌日は二班に別れ、船組みは、沖に出て大物狙い!
私達3名は磯場を探して、磯釣りに挑みました。
この勝負は船が絶対的に有利、なんと金目をはじめカンパチや大物がクーラーにいっぱいになるほどの釣果を上げてきました。
ただし船組3名の方々は船酔いで口も聞けない状況でした。
私達、磯釣り組は、どこにどんな魚が潜んでいるかも見分けられずまったくの惨敗!
地元の方々が「ムロアジ」を餌に、沖に流して、大物を狙っている事を考えると、磯釣りでメジナをターゲットにするには少し無理が有ったようです。
それでも帰りには八丈のお土産として充分なほどの魚達が翌日の食卓を飾り、意気揚々としたのを覚えています。