もう10数年ほど前になりますが、私が参加している異業種グループの皆さんと南米大陸横断をいたしました。ペルー・アルゼンチン・パラグアイ・ブラジルと南米各地を3週間に渡って旅をした事があります。
当時、人材採用がとても大変で、サンパウロの日系人の採用に伺い、6名の方に研修目的で日本に来ていただき、一緒に仕事をしていただいた事がありました。
そんな人材採用を兼ねて南米を訪問したのですが、せっかくのチャンスを生かして南米を回る旅をいたしました。リオのカーニバルをはじめアマゾンクルーズは特に心に響く経験でもありました。
アマゾンでの経験は、その後の人生の中でも生かされています。現地ガイドが日系人で日本語が堪能、とても解りやすい説明してくれました。
当時、酸性雨の問題が環境に大きな影響を与えていて、その要因がアマゾンの原生林の伐採や、野焼き農業が要因だと聞かされていました。
彼にそのことを話した際、「現地の人もアマゾンのジャングルは自分達の命である。誰よりもその大切さは知っている。しかし野焼きをして畑を作らない限り、自分達の生活を支えるすべを知らない。そして野焼きをした畑は、1年しか作物を収穫することができない。つまり次から次に野焼きをしなければ、生きるすべが無いからでもある。」との話に、単純に環境問題を叫んでいることに自分の愚かさを知る事にもなりました。
そして、「もし同情をするならば、彼らの仕事を得られる職場を提供をしてくれ!」とも言われ、観光客として来ている我々には衝撃でもありました。
そしてもっと衝撃的な事実を知る事になりました。
それは動物保護団体がアマゾンのジャングルに1週間滞在するツアーに彼が同行した話をしてくれました。
アマゾンの奥地に不時着した飛行機の乗客が1週間をどう生き延びるか!というサバイバル体験をするツアーです。「始めに食べるものを探さなくてはならない。ジャングルにはたくさんの動植物が存在し、それ自体が人間が生き延びる全てでもある。」彼は動物保護団体の彼等の前で捕まえたサルを食べたそうです。始めは大反対していた動物保護者達も、数日経つと空腹には耐えられず、サルの脳みそに手を出し、その美味に感激の涙を流したそうです。
私達人間は、いろいろなものを食べています。その全てが自然と共有化していて、私が釣りにハマルのも自然との共有化のひとつだとも感じています。
次はアマゾン釣行について語りましょう。