浪人が決まったものの、予備校へ通うお金がなかったり、距離の問題で通いが不可能だったり、授業を聞いて理解するより自分で参考書を進める方が得意だったりする方々、ようこそ自宅浪人道へ。今回は宅浪するにあたって重要なポイントを述べたいと思います。

1. 情報収集は非常に重要
  どの参考書が最も使いやすそうか、何を勉強すれば合格レベルに達するのか、いつ模試があるか、試験の傾向はどうか……等々、全て自分で調べなくてはなりません。宅浪の場合主にインターネットを駆使して情報を収集することになるでしょうが、浪人友達や出身高校を頼ったりするのも手です。勉強計画策定のために必要な情報の質が悪かったり、そもそも間違っていたり足りなかったりすると、それはもう致命傷です。どれだけ良質で多くの情報が手に入れられるかが宅浪の成否を分けると言っても過言ではありません。参考書のレビューサイト、A○azon、科目対策のページ、某掲示板などありとあらゆるところを徘徊して情報をゲットしましょう。

2. 勉強計画が全て
  集めてきた情報を元に、自分がいつまでにどの参考書を何周するか、どういう勉強法を実践するかといったことを計画に起こします。この計画には二つないし三つ種類があって、数日~数週間くらいの短期計画、数週間~数ヶ月程度の中期計画、数ヶ月~1年くらいの長期計画という感じです。これらはできるかぎり綿密に立てるべきですが、無理な日程を組んだり、逆に甘すぎるものにならないように注意しましょう。もちろん進めていく上で無理が出てきたり、進捗がよすぎて先に進んでしまったりということもあるでしょうから、その際はこまめに短期計画を修正しつつ、中期長期計画を大幅に変更しないで済むよう調整していくということが必要になります。ともかく無計画に手当たり次第勉強してしまったり、一日○時間勉強! なんて何の役にも立たない目標に従ってしまったりすることがないよう、合格までの道程を見据えた勉強ができるように気をつけましょう。

3. モチベーションの維持
  周囲から人が消える宅浪では自身のモチベーションが下がるとその瞬間浪人生活が終わります。孤独に戦う宅浪生は一にも二にもモチベーション、絶対に志望校に合格してやるという気概が必須です。私の場合は東大以外はF欄なんだ! F欄に行くなんて俺のプライドが許さない! という某ネット掲示板の住人のような暴論を吐きながら、プライドでモチベーションを維持しましたが、どうやって維持するかは人それぞれです。ともかくもう妥協してしまってもいいかなーとか、やる気が出ないなーと思ったら、宅浪は終わりです。気をつけましょう。

4. 正しい生活習慣
  私は10時に起きて2~3時に寝るような割と腐った生活をしていましたが、7時にしゃっきり起きて11時に寝るというような健康生活が送れるに越したことはありません。まぁこれについては個人によりけりなので何とも言えませんが、引きこもりがちになる宅浪生活では、私のように自律神経失調症にかかったりしないためにそこそこ自身の健康に気を遣った方がいいでしょう。日の光はちゃんと浴びた方がいいですよ、多分。

5. 自宅を勉強空間に
  自宅では勉強出来ないから図書館やカフェへ~ということを言う人は受験生に限らずよくいますが、寝起きする場所が勉強空間になれば無駄な移動時間や出費を削れたり、閉館などの時間的な制約なしで勉強出来るようになります。宅浪にあたってはまず自宅を勉強空間に改造し、最も集中できる場所にしてしまうことが重要です。

6. 家族との良好な関係
  宅浪するのに家族との関係が悪化していてはなにかと不都合が生じます。なにかとストレスがたまる生活になるでしょうから円満にとはいかないまでも、家族に当たり散らしたり、無駄にもめて険悪な雰囲気になったりしないように気をつけましょう。家族の理解があってこそ安心して勉強に打ち込むことができます。

以上、思いついたポイントを挙げておきました。
何かと難しい、やめたほうがいいと言われがちな自宅浪人ですが、きちんとやることをやれば結果を出せます。受かった後は「宅浪で受かったの? すごいね!」みたいな賞賛を受けるこができるので、是非頑張って下さい!

なお私個人のHPで宅浪についてもう少し詳しく述べていRLを貼っておきます。ご興味があればどうぞ!
http://bunkeikosenunion.web.fc2.com/html/takuro.html