先月6月に、父は亡くなった
ALSという病気が発症してから
2年という速さで旅立った
発症してからの2年は彼にとって
深い孤独と悲しみの戦いであっただろうと思う

私の家族は
父、母、私、弟の4人家族で
生前、私と母にとっての父は
とても厄介な存在であった
弟は割と父とはうまくやっていたようだ

幼い頃から父と母の喧嘩をよく目にしてきた
私が高校生くらいまでは
家族4人で旅行に出掛けたりもしたが
母に対して少し父の暴力を目にしていた
私にとって父は不気味な存在であった

父についてはまた別のブログで綴ろうと思う

ここまでは前置きで
輪廻転生について話したい

私が学んできた学び舎の先生曰く
亡くなったらすぐ
また別の人生を歩むらしい

一般的に良く知る話は
魂は亡くなってから何年も待って
この先の未来の
とある誰かとして転生する
とかゆうイメージだが

この宇宙は
過去も現在も未来も
横線の時系列で存在しているわけではなく
過去も現在も未来も今に在って
次元が違うだけで全てがひとつで
私達は本当は色んな次元に飛び交うことができる
今、私は色んな次元に無数に存在していて
ひとりの私がある部分で癒されると
連鎖反応のように
別の次元の無数の私達が全て癒される

これもまた別のブログで
父のことを綴る時に書こうと思うが
父の危篤から葬式までの一連の流れの中
36年間私の目に写っていた
厄介で不気味な父はもう消え失せ
生前では絶対に考えられなかったであろう
私の中の父は感謝と癒しの姿に変化した
私の中に物凄い癒しを体感した瞬間だった

これも学び舎で学んだことだが
家族はどんなに離れて暮らしていても
何年も会っていなかったとしても
同じエネルギーの中にいるので

そう考えると
この最後の2年を経て
父も癒しに至ったのかもしれない


ここで今朝の話にうつる

私は毎日欠かさず夢を見る
今朝は亡くなった父の夢を見た

夢の中の私の認識では
この父は6月に死んだ後の父らしい
健康な姿でまた生きている
別の次元の私たちとまた家族をやっているようだ
またあの実家に家族4人で暮らしていて
今の次元の私たちとは違い
仲良くやっているみたいだ
私以外、誰もあの壮絶な2年間のことを
憶えてはいないようだ

私は台所にいて
お豆腐のお味噌汁を作っている
ほかの料理は全てすでに食卓に並んでいて
私の作るお味噌汁で最後のようで
ちょっと作るのに時間がかかっている私に
「もういいよー早く食べよー」と、父が食卓から
台所で調理している私に向かって言っている中で
私はお豆腐のお味噌汁を作り終えた

最後にお豆腐を切りお味噌汁に加えながら
私がおもっていたのは
【 ああ、今回の父は皆と仲良く過ごせているんだな、良かった 】という安堵と同時に目が覚めた

あたたかい光景だった


そこには
かつての私の父への不気味感や恐れは一切なく
幼い頃からずっと望み憧れていた
あたたかい食卓を囲む普通の家族と
あたたかい父と微笑む母の仲の良い姿が
確かに在った

また違う次元の私たちと共に生きていて
今度はちゃんとやりなおせているらしい
本当に良かった

全てに癒しが起こった瞬間だった