観たかった映画「マイレージ、マイライフ」が、ようやく福島にやって来ました。
航空会社のマイレージ・・・・・十数年前から、ずっとこだわってマイルを貯め込んでいる私としては、ずっと気になっていた作品。
年間300日以上も出張し、人にリストラ宣告を行うのが仕事のライアン(ジョージ・クルーニー)。
「バックパックに入らない荷物は背負わない」がモットーの身軽な人生。
たまに自宅に戻り、着替えのワイシャツと下着、洗面道具、最後にノートブックパソコンをスーツケースに入れたら空港へ。
航空会社の上顧客である彼は、空港やホテルでは、並んでいる一般の客とは別に、専用のカウンターで素早くチェックイン完了。
そんなスマートな彼の密かな楽しみは、年間35万マイルも利用したことがある航空会社のマイレージを1000万マイル貯めることだった・・・・・。
仕事はきわめて順調。
しかも、その仕事がリストラ宣告人ときているから、人間関係のしがらみを排除し、合理的に他人を切り捨てる生活をモットーとする彼にとっては、何も悩み無し。
こんな生活を講演で人に自慢するのも、また最高。
でも、でも、身軽で良いなぁ・・・羨ましいなぁ・・・と最初は思えた彼の人生に、ある日転機が訪れた。
避けて暮らしてきた身内と接していくことで。
同僚となった新入社員の教育を任されたことで。
同じような生活を送っている(と彼は思っている…)女性とつき合うことで。
これまで送ってきた自分の生活を、振り返ることになっていく。
一見すると、こんな単純なお話ですが、実はじっくり考えれば考えるほど、奥深い問題が見えてきます。
夢のようなマイレージライフ・・・・・・・。
でも、どんなに貯めても、これはやっぱり自己満足でしかない。
ダンディーで素敵なジョージ・クルーニーだったら、そんな身軽な人生も良いかもしれない。
けれど、周りに人の居ない生活が、本当に楽しい人生って言えるのか。
普通のおじさんとしては、絶対に嫌だなぁ・・・・・・・。
恋愛とか、家族とか、大袈裟に言えば人生について、ちょっと考えてしまいました。