葬儀が終わってから
うに母のお友達のお嫁さんと挨拶した時のことを
ふっと思い出した。

「お嫁さんまでも来てくださってありがとうございます。」
と挨拶したときに
この人が
「震災の時にお世話になったんですよ。それに、着物をもらったし」
とつぶやいた。



その時はなんにも思わなかったのが
あとでわかった。

「留袖は私と姉に譲れる代物ではないし
山盛りいる親戚の女の誰かに譲ると
大変なことになるから、よその人に譲ってしまおう。」
とうに母は決めたのだ。

きっとそうだな~(笑)