2022.2.11
【1】 競技参加者の行為に関する事項
20.1 スポーツマンにふさわしい行為
20.1.1 競技参加者は、公式バレーボール規則に通じていなければならない。
また、それを忠実に守らなければいけない。
20.2 フェアプレー
20.2.1 競技参加者は、レフェリーだけでなく、他の役員、相手チーム、チームメイト、
さらに観衆に対しても、フェアプレーの精神で敬意を示し、礼儀正しく行動しなければならない。
【2】 プレーの動作に関する事項
9.2 ヒットの特性
9.2.1 ボールは、身体のどの部分で触れてもよい。
9.2.2 ボールをつかむこと、投げることは許されない。
ボールはどの方向にはね返ってもよい。
9.3 ボールをプレーするときの反則
9.3.1 フォアヒット:チームが返球する前に、ボールを4回ヒットすること。
(規則 9.1、第11条⑲)
9.3.2 アシステッドヒット:選手が、競技エリア内でボールをヒットするため、
チームメイトまたは構造物や物体からの助けを得ること。(規則 9.1.3)
9.3.3 キャッチ:ボールをつかむ、または投げること;この場合は、ボールはヒット後、接触している所から離れない。
(規則 9.2.2、第11図⑰)
9.3.4 ダブルコンタクト:1人の選手が連続してボールを2回ヒットすること、
またはボールが1人の選手の身体のさまざまな部分に連続して触れること。
(規則 9.2.3、第11図⑱)
14.3 相手空間内でのブロック
ブロックでは、相手チームのプレーを妨害しない限り、選手はネットを越えて手と腕を伸ばしてもよい。
しかし、相手チームがアタックヒットを行う前に、ネットを越えてボールに接触することは許されない。
14.6 ブロックの反則
14.6.1 ブロッカーが相手チームのアタックヒット前に相手空間内にあるボールに触れたとき。(規則14.3、第11図)
9 ボールをプレーすること
各チームは、(規則10.1.2を除き)それぞれの競技エリアとフリープレー空間の中でプレーしなければならない。
しかし、ボールは自チーム側のフリーゾーン外とその延長線上にあるスコアラーズテーブル上から取り戻してもよい。
【3】 プレーの構造に関する事項
7.4 ポジション
サーバーによりボールが打たれた瞬間、両チームは(サーバーを除き)それぞれのコート内で、
ローテーション順に位置していなければならない。
7.4.3 選手のポジションは、次のとおりコート面に接している両足の位置により決定され、コントロールされる。
7.4.3.1 各バックプレーヤーは、少なくとも片方の足の一部が対応するフロントプレーヤーの前の足と同じ位置か、
センターラインより離れた位置にいなければならない。
7.4.3.2 ライト(レフト)サイドの各選手は、
少なくとも片方の足の一部が同じ列の他の選手のライト(レフト)側から遠くにある足と同じ位置か、
ライト(レフト)のサイドラインに近い位置にいなければならない。
7.3 スターティングラインアップ
7.3.4 ラインアップシートがセカンドレフェリーまたはスコアラーにいったん提出されたら、
正規の選手交代をせずに、ラインアップを変更することは認められない。
【4】 中断に関する事項
15.2 正規の試合中断の連続
15.2.4 中断の要求を拒否され、ディレイワーニングが適用された場合は、
同じ中断中に(すなわち、次のラリーが完了する前に)正規の中断の要求をすることはできない。
15.11 不当な要求
15.11.1 以下のような正規の試合中断の要求は、不当な要求である。
15.11.1.1 ラリー中、またはサービスのホイッスルと同時か、あるいはその後に要求すること。(規則12.3)
15.11.1.2 要求する権利のないチームメンバーが要求すること。(規則5.1.2.3、5.2.3.3)
15.11.1.3 インプレー中の選手の負傷、病気、退場、または失格の場合を除いて、
同じチームが同じ中断中(次のラリーが完了する前)に2回目の選手交代を要求すること。(規則15.2.2、15.2.3)
15.11.1.4 タイムアウトと選手交代の許容回数を超えて要求すること。(規則15.1)
15.11.2 試合での1回目の不当な要求は、試合に影響を与えず、試合の遅延にならなければ拒否される。
罰則の適用を受けることはないが、記録用紙には記録される。(規則16.1)
15.11.3 同じチームが試合中に、さらに不当な要求をした場合は遅延行為とみなされる。
(規則16.1.4)
15.8 退場または失格での選手交代
退場または失格となった選手には、直ちに正規の選手交代が行われなければならない。
もしもこれができないときは、チームには例外的な選手交代をする権利がある。
これもできない場合は、チームは不完全を宣告される。(規則6.4.3、7.3.1、15.6、21.3.2、21.3.3)
【5】 チームリーダーに関する事項
5.2 監督
5.2.1 監督は、試合を通して、コートの外からチームのプレーを指揮する。
5.2.3.4 他のチームメンバー同様に、コート上の選手に指示を与えてもよい。
監督は、ウォームアップエリアが競技コントロールエリア内のコーナーにある場合は、
試合を妨げたり、遅らせたりしなければ、
自チームベンチ前のアタックラインの延長線から競技コントロールエリアのコーナーにあるウォームアップエリアまでのフリーゾーン内で、立ちながらでも歩きながらでも指示を出すことができる。
もしも、ウォームアップエリアがチームベンチの後方にある場合は、
監督は、自チームのコートのアタックラインの延長線からエンドラインまで移動してもよいが、ラインジャッジの視界を遮ってはいけない。