わたづさんは

 

ひとりがベンチを越えて

ボールをつなぐ

 

そして、もうひとり

得点板の後ろにまわり

僕たちのコートまで

ボールを返してくれたね

 

体育館にいるだれもが

ボールを返すことができないと思ったかもしれない

保護者さんも

 

これが

ゆにてぃの求めている答え

 

つなぐこと

 

この子は

ぜったい

返してくると思った