いざ!という時の場合に | 流れるまんま

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整体ナビゲーターゆにちゃんの日記

先日、ゆにちゃんの父親が転倒しました叫び


公園に家族で遊びに来てたのですが、ゆにちゃんの息子と


遊んでいた親父ですが、足場の悪い坂を登ろうとして、二人ともバランスを崩して転びました。


その時、親父は孫をかばおうと変な転び方をしたみたいで立ち上がれなくなってしまいました。


遠くでその状況を見てましたので駆けつけてみると、息子はびっくりした感じはありましたが


大丈夫そうでしたが、親父は左のお尻辺りの激痛を訴えてました。


ゆにちゃんも、痛いながらでも自力で少し左足が動かせたので骨折ではなさそうな気が


して、動けませんが何とかなるだろうと軽く見ていました。


しかし、ここからが大変だったのです!!


寝転がっている親父の顔がみるみる蒼白になってきて、冷や汗をかきだしました。


座ろうと体を起こすと「う~っ!」といううなり声と共に体のはげしい痙攣と失神!!!


もう一度、寝かせると意識が回復するというような状態でした。


この時に、ゆにちゃんは頭を打った可能性もあるので脈を確認しました。


すると、すごく微弱な脈で一息六脈でした。


異常ではあるものの、今のところ頭を打ってその影響が頭にすでに出ている可能性はなさそう


という判断ができました。(すでに影響のでてる場合は、一息二脈でお腹の力が抜けてぺしゃんこ


になるそうです。もし元気そうでも、一息二脈なら緊急事態です!)


本人が落ち着くのを待って手を貸して動こうとすれば、痙攣と失神をしてました。


ゆにちゃんの中では、転倒のショックと不安で血圧が下がったのか、頭に何らかの異常が


あるため、頭の血流をゆるめるために痙攣や失神をしているのか・・・何か原因があるはずだと


思っていました。 寝ていれば意識レベルもはっきりしていますが、相変わらずの顔面蒼白


微弱な脈、冷や汗、首の緊張が強いのか生あくびを何度もしだしました。


ここで、本人にもどうするかを聞くと「救急車を呼んでほしい」とのことで119番をしました。


救急隊員が到着すると状況を説明して、一応、外傷だけではなく念のため頭の検査を


してくれる病院に行っていただくことになりました。


母がいうには、救急車で搬送されてるときも血圧がどんどん下がっていたらしいです。


病院について点滴を受けて、検査が終わる頃には顔色が復活してました。


頭の異常も骨折もなく、ただのでん部の打撲という診断でした。


では、痙攣や失神、微弱な脈と低血圧の原因は何か?


むずかしい言葉でいうと「血管迷走神経反射」ということです。


精神的なショックや、ストレス、はげしい痛みなどが原因でこの迷走神経というのが


過剰に反応して自律神経が乱れてしまうことらしいです。そのため、抹消の血管がひらいてしまい


血圧が下がったり、脳の血流不足で失神したりなどがおこるのだそうです。


献血の時に失神したりするのはこの迷走神経反射が原因だそうです。


対処法は不安の解消と頭を下げ楽な姿勢をとる、つまり横になることらしいですよ。


呼吸はしてるが気を失っている人にする整体は「脳活起神法」というのがありますが、


今回のように血圧が下がり続ける場合にはどうしたらよいのか?


ゆにちゃん自身も経験不足でこの迷走神経反射の場合どのような操法があるのかを調べてみたいと


思います。また、みなさんともシェアしたいと考えてます。


しかしながら、いざ!という時に慌てず冷静に判断、対処するために今回は整体が役に立ちました、


その中でも、一息四脈は状況を判断するのにとても役に立つことだと思います。


日頃から、家族の脈をみる習慣をつけてるといいですね!




興味のある方は→一息四脈


※ 脳活起神法は、「整体入門」著:野口晴哉 ちくま文庫 P.180を参照してみてください。