「回想の野口晴哉」という本を読み返しています。
野口先生の弟子であり、奥様である野口昭子さんが書かれた本です。
この本に紹介されていた文章に感動!!!!!
以下、引用です。 ↓↓
「溺死した人の体は水に浮かぶといふことだが、溺死する人は体が浮かばないから、
沈むに違ひない。死んだ人が浮かんで、生きている人が浮かばない第一の理由は、
沈むまい、浮かばうと足掻くからだと、ある水泳の名人が私に語つたことがあつたが、
浮かぼうと焦り、沈むまいとする努力を捨てれば、自づから浮かぶ。
人の体は本来浮かぶものだと悟ることが、水泳上達の秘訣であって、浮き袋に頼る
うちは、決して上達しないとも語つた。・・・・・
然るに本来、健やかであるべき生命に生きてゐる多くの人々は、沈むまい、浮かば
うと、もがいてゐる。 健康にならう、丈夫にならう、病気を治さうと、努め焦る程に、
却つて本来の生命の働きが発揮されなくなる。
生命の合目的性や、適応作用を、充分に働かせるには、やはり本来の健康に目覚め、
いろいろの浮き袋を捨ててしまはなければならない・・・・・」
↑↑ 引用、終わり
これは、昭和9年、野口晴哉先生が22~23歳頃のお言葉です。
およそ80年も前から、このようにおっしゃられているのです!
ようやく、時代が野口先生に追いついてきたかなぁ・・・という感じですね!
整体!おもしろすぎる~
ピンッ!ときた方にはおすすめ!
「回想の野口晴哉」 野口昭子 ちくま文庫 ←野口先生はどんな人?という人におすすめ!
「風邪の効用」 野口晴哉 ちくま文庫 ←読むと風邪を引いてみたくなる本ですよ(笑)
整体オタクのゆにちゃんでした! またね~!