明けましておめでとうございます。

発酵食品ソムリエのUnitoroです。  

 

 

年末年始はコロナの影響で帰省を取りやめまして、年末に購入したホットカーペットの上で1日のほとんどを過ごしていました。

ホカぺ最高!

 

今日は納豆のお話。

個人的には「最強の発酵食品」それは納豆。

好き嫌いはかなり分かれる食品ですが、あんなにクセが強いのにあんなに何にでも会う食材は他にないのでは!?と思っています。

 

関西出身なので、関東に比べると納豆は一般的ではなかったようですが、子供の頃一緒に暮らしていたおじいちゃんが納豆好きだったので我が家の食卓には普通に登場していました。ただ父親(九州出身)が超のつく納豆嫌いで、私たちが食べてる横でいつも文句を言っていました(笑)

 

わらで包まれた納豆を初めて見たのは関東に引っ越してきてからです。もともと昔の納豆の姿だと思っていたので、普通に売られているの見てびっくりしました。

 

発酵食品はカビ・酵母・細菌などの微生物が炭水化物やタンパク質などの有機化合物を分解する際に人に有益な物質を作り出す現象のことです。(作りだされる物質が人に有害であれば、その現象は「腐敗」となります)

 

納豆は稲藁についている「納豆菌」が大豆のタンパク質を分解することでグルタミン酸などの美味しいうまみ成分が作り出されます。納豆菌は稲藁に生息する菌で、暑さ寒さ、乾燥にも強く、繁殖のスピードも速いため、最強菌と言われています。

 

勝手にわらは持ち運び用の容器だと思っていたのですが、そもそも稲藁に納豆菌が潜んでいて、稲藁の有効活用+発酵+容器の役割も果たす、というものすごく合理的な食べ物だなと改めて感心します。

 

納豆の美味しい食べ方はいろいろありますが、やはり発酵食品との相性が良い気がします。前回ご紹介した醤油麹とも合いますし、味噌汁やキムチやチーズとも合いますよね。アボカドを二つに切って、種を外したところに醤油麹を混ぜた納豆を入れてスプーンで食べるのは最高に美味しいです。

 

世界に比べて日本でコロナの拡大が抑えられているのは納豆菌の効果だというデータもあるようです。もちろん納豆を食べていればコロナにかからないということではないと思いますが、腸内環境を整えて免疫力アップに役立つことは確かなので、最強の発酵食品「納豆」を食べて元気にコロナ禍を乗り切りたいものです。