この言葉、ポジティブでない意味で捉えていた。
私が20代の頃に再結成されて知った、
ユニコーンさんの楽曲「すばらしい日々」に
籠められた切なさも好き。
忙しい日々、大切な人もやりたいことも
全てを二の次にして仕事に?生きる、
売れていることの
そんな揶揄を込めるような…。
「君が僕を忘れる日は来ないから、
実質もう会えないってことかと思う」と
歌詞について話していた元彼を思い出しました笑
今回よしもとばななさんの同名のエッセイを読み、
ますますポジティブだけでない深みを感じる。
でも今回は揶揄でなく、
私も父を亡くしたし、
「血まみれの手帖」は私の父のもののようで、
私が父に祝ってもらった最後の誕生日は37歳で、
入院する奥様を見送るおじいさんの涙にも、
読みながらいろんなことに泣けた。
終りがあるから美しい、
終りがあるからがんばれる、
終りがあるからこそ今がすばらしい日々なんだと。
子どものように嬉しくて楽しくて素晴らしい!
な日も勿論あるけど、
これが永遠じゃないから今を焼き付けたいと
そう分かることこそ「すばらしい日々」だと
本当にそう思う。