子犬にとって安心できる場所、「巣」になるのが「ハウス」です。ワイヤー製「ケージ」や樹脂製の「クレート」は、ずっと使うものなので成犬のサイズに合わせて選びます。
夜だけではなく、昼間もハウスで寝る習慣をつけさせましょう。

1.小型犬種にはサークルをハウスにします。


少しスペースにゆとりのあるサークルの中にトイレとベッドを置けば、小型犬種には安心してくつろげるハウスになります。子犬の時には上が開いているサークルにしておけば、トイレシーツをとりかえたり、子犬を出したり、入れたりするにもスムーズです。

2.ワイヤー製のケージ

底が木のすのこになっていて、通気性が良く、おそうじも簡単にできます。
  
3.樹脂製のクレート


折りたたむことはできませんが、耐久性があります。
ワイヤー製のケージにくらべると通気性には劣りますが、長く使えます。  

4.敷き材

タオルやコットン素材のものは洗濯や熱湯消毒が簡単なので、清潔を保つためにも好ましいものです。
子犬は自分の匂いのついているものがそばにあると安心するので、毎日取り替える必要はありません。汚れが気になったら、洗って下さい。

5.ハウスを置く環境


1日のうちで、7℃以上の寒暖の差があるような場所はやめましょう。例えば、日当たりが良い部屋や階段のそばの風通しの良すぎる場所はさけて下さい。


夏の暑い日に部屋を閉め切っておくと熱射病にかかります。窓を少し開けておく、あるいは冷房を弱めにかけておきましょう。


飼い主さんが夜遅くまで起きている部屋に置く場合には、静かな場所を選んで布をかぶせて、照明の灯りをさえぎるようにします。

6.寒さ、暑さ対策

子犬は体温調節が十分にできないので、寒い日にはペット専用の保温ヒーターを敷いたり、あんかや湯たんぽを入れてあげます。タオルでくるんで、低温やけどにならないようにしましょう。


保温ヒーターやクーラーを使う場合には、必ず逃げ場を作っておいて下さい。

7.ケージやクレートに入ることに慣れていれば・・・・  

入院時やペットホテルに預けられた時の犬が感じるストレスを小さくできます。
キャリーケースに入れて電車や車で移動させる場合にも楽です。
災害時には、クレートに入れて一時的に避難所に置くこともできるでしょう。