赤ちゃんや幼児、小学生のお子さんがいるご家庭で新しく犬を飼う場合には、大人がコントロールして上手にふれあえるようにしてあげて下さい。小さな子どもさんのむじゃきな行動が犬にとっては脅威に感じるもので、かみつかれることもあります。

1.子どもさんに犬を触らせるときには、大人が犬を抱っこして

まず、大人である飼い主さんが犬をだっこします。そして、子どもさんには、下の方から手を伸ばして、犬のあごの下や胸を触らせるようにします。

いきなり、頭の上に手を出したりすると、犬がびっくりして手に噛みついたりするかもしれないからです。

2.子どもさんに犬の顔をのぞき込ませない。

犬に対して正面から近づいたり、顔をのぞき込んで、目を合わせたりする行為は、犬にとっては、脅威になります。

身を守るために、吠えて追い払おうとしたり、噛みつくといった攻撃的な行動を起こすことがあります。

3.犬が休んでいるときや食餌中は、かまわないで。

犬がハウスでゆっくり休んでいるときや、食餌をしているときには、子どもさんが手を出したり、むやみにかまったりしないよう、注意して下さい。

犬はじゃま者を追い払おうとして、威嚇したり、噛みついたりすることがあります。

4.大声で騒いだり、かけまわったり、犬をいじくりまわしたりしないように。

子どもさんが声を上げながら走り回ったりすると、興奮した犬は、追いかけてかみつくかもしれません。

かわいいからと子どもさんが犬をおもちゃのようにいじくりまわすと、それが犬にとってはストレスになり、かみついたり、あるいは元気を失くしてしまう原因になったりします。