好奇心いっぱいの子犬は、なんにでも興味を示してかじったり、なめたり、飲み込んだりします。
家の中は、子犬にとって、危険なものだらけです。

1.感電に注意


感電しないように、コンセントにはコンセントカバーをつけます。
電気製品のコードは専用のカバーでおおうか、カーペットの下、家具のうしろといった子犬の目につかないところを通しましょう。

2.やけどに注意


(1)ストーブ
まわりを柵で囲って、近づけないようにします。
(2)熱いアイロンを放置しないように。
(3)タバコ
火のついたタバコを灰皿におきっぱなしにしてはいけません。ひっくりがえすと、火災の原因になります。吸殻を食べると仔犬は中毒を起こします。

3.何でも飲み込んでしまいます。出しっぱなしはいけません。

(1)長いヒモ状のもの、ストッキング、トイレシーツなど

腸に異物が詰まっておこる「腸閉塞」では、その多くが長いヒモ状のものを飲み込んだために起こっています。ストッキングやトイレシーツも要注意です。

(2)食品を包んでいたラップやビニール袋

肉などを包んでいたラップ類やビニール袋を飲み込むと窒息死の可能性があります。ひっぱり出せないように、ふた付きのゴミ箱に捨てて下さい。
ゴミ箱を漁って、腐ったものを食べて下痢をすることもあります。

(3)テーブルの上のお菓子

チョコレートは中毒に、スナック菓子を一袋全部食べて下痢という事例もあります。

(4)ぬいぐるみ

中の綿をほじくり出して食べてしまったり、目玉のボタンを飲み込んでしまいます。

(5)その他、何でもたべちゃいます。

キッチンでは洗剤や漂白剤、浴室ではシャンプー、リンスに安全カミソリ、庭では殺虫剤や肥料など。化粧品、小銭、クリップ、アクセサリー、ゴルフボール。

4.玄関のくつやサンダルに注意

靴底には屋外の感染症の原因となる菌がついています。2回目のワクチン接種が終わるまでは散歩に連れ出さないということを守っていたのに、玄関で、はきものをかじったために感染してしまったなどという事態にならないよう、気をつけて下さい。

5.足元にじゃれつくのは危険「踏んじゃった!!」

子犬は家族の足にまとわりついて遊ぶのが大好き。夕食の支度中のおかあさんに踏まれて、頭蓋骨を骨折して、意識不明の重症になった子犬がいます。
忙しい時には、ハウスに入れて、その中で待てるようにしましょう。