今回ご紹介するのは、
ぜんぶあなたのためだからという一冊です。
タイトルだけを見ると、
「優しさ」や「無償の愛」を感じる言葉ですが、
読み進めるうちに、その言葉の重さと怖さがじわじわと胸に迫ってきました。
誰かのため、は本当に“善意”なのか
物語の中で繰り返される
「ぜんぶあなたのためだから」という言葉。
その一言が、
✔ 守るための言葉にも
✔ 縛るための言葉にも
✔ 正当化の言葉にも
なってしまうことに、読んでいてゾッとします。
「相手のため」と言いながら、
実は自分の不安や支配欲を隠しているだけなのではないか
そんな問いを突きつけられる作品でした。
読後に残るのは静かな違和感
派手な展開ではないのに、
読み終わったあともずっと心に残ります。
✔ 本当の思いやりとは何か
✔ 距離の取り方を間違える怖さ
✔ 優しさと自己満足の境界線
人間関係に少しでも悩んだことがある方には、
きっと刺さる一冊だと思います。
こんな人におすすめ
・人間関係を考えさせられる物語が好き
・心理描写が丁寧な小説を読みたい
・読後に考え込むタイプの作品が好き
「優しい言葉ほど、疑ってしまう」
そんな気持ちを抱いたことがある方に、
ぜひ読んでほしい本です。


