エアマスターに登場するキャラクター。
登場の仕方も雑でずっと中の下くらいの実力な彼女。
格闘漫画における「成長」って、普通は特訓して強くなることだ。
でも崎山香織が見せた変態的な覚醒は、そんな爽やかなもんじゃない。




崎山香織は決して「選ばれた強者」じゃない。
才能の塊な主人公である相川摩季と並べば、本来はただの「その他大勢」に埋もれる存在。
でも、彼女はそれを拒絶する。
鼻をへし折られても、白目むいて気絶しかけても、「私は特別」という自己暗示を、ロジックをぶっ壊して突き通す。
僕らは崎山の「狂気」を笑えるか?

滑稽で、無様で、でも誰よりも自分を信じ抜く。
彼女は「可能性」に賭けているんじゃない。
「自分という唯一無二の存在」を確定させるために、
届かない高い目標を背負い続け、過去を振り切り、自身を大きく成長させる。
スマートに自分を演出するのが当たり前の今、崎山の生き方は「ダサさ」の極致だ。
でも、「自分は特別だと言い張るために、全てを投げ打つ姿」には、理屈を超えた説得力がある。