お久しぶりです、イブキです。

　今回はタイトル通りCGについて書いていこうと思います。CGといっても、ここ数年の最先端のCGについて書いていきますね！

　近年、CGというワードは良く聞くと思いますが、そもそもCGとは何なのか

　

　簡単に説明すると、Computer Graphics（コンピュータ・グラフィックス）の略称で、映像表現の一種のことを指します。この20年間でCGはめまぐるしい発展を遂げたと言われていますが、誕生したのは約50年ほど前になります。1963年頃、アイバン・サザンランドという人が初めてCGを発見しました。
　

　そんなCGですが、誕生当時はまだまだ身近な存在と言える程の技術力、知名度はありませんでしたが、研究、開発が進むにつれ進化していき、現在のような身近な存在になりました。

　CGというワードが世に知れ渡るきっかけになったのは、PIXARが制作した世界で初めてのフルCGアニメーション『トイ・ストーリー』（1995年）だと言われています。という事は、CGが世に知られるようになってからまだ20年程しか経過していないというのですから驚きです！

　CGについての説明はここまでにして、いよいよ本題

　もっとも「新しい」CG．．．という訳ですが、まず自分は最先端のCGの発信場所は無いものかと思い、調べてみました。

　すると．．．やはりありましたね（笑）。

　その名も『SIGGRAPH』（シーグラフ）。アメリカ・カナダで開催されるコンピュータグラフィックスの国際会議・展覧会の一つですね。シーグラフは、アメリカ・カナダだけではなく、冬にはアジア地域においても『SIGGRAPH ASIA』として開催されているそうです。しかも、昨年の2015年の開催場所は日本の神戸だったそうです！

　世界中の多くの研究者により最新のCGの論文が発表され、シーグラフで発表された技術の多くが3DCGソフトの開発に活かされています！
　

　また、ゲームや映画、個人制作によるCG映像のコンクールや就職活動の場所としての面もあるため、多くの学生が世界中から集まってくるそうです！

　ちなみに、昨年までのシーグラフアジアの開催状況は以下の表1通りです。
（※小さい場合はクリックしてみてくださいね～）

　表1　過去のシーグラフアジアの開催状況
　参考出典：『「SIGGRAPH ASIA 2015」関連事業』

　日本での開催は2009年の横浜以来2回目だったんですね！　初知りです。
　

　今年はどこで開催されるんですかね～。2年連続日本だったら、ぜひ足を運んでみたいものですね！

　

　さて、技術面の話に入りますが、CGといっても色々な分野があると思います。インターネット、PC、パーソナルファブリケーション等...。

　どの分野においても、近年ではめまぐるし成長を遂げていますが、ここで見てもらいたい映像があります。それがこちら！

　もうビックリ！！

　気持ち悪いぐらいリアルですよね（笑）。CGではなく本物の人間と言われれば信じてしまいそう...（笑）。

　ついにCG技術はここまできたかって感じですね～。本物とCGの見分けがつかない...。

　このCGを作ったのは、オーストラリアのクリス・ジョーンズさんという方。
　

　ネットでは、

「ジョーンズ氏はスウィンバーン工科大学で工業デザインを学んだ後、子ども用絵本のイラストレーターとして活動を始め、現在はアニメやゲームのクリエイターとして活動しているCGアーティストです。」

と紹介されていました。CG業界では有名な方らしいですね！

　さらに、

「ここまでのクオリティのCGが出てくると、アクションシーンだけでなくすべてのシーンをフルCGで「撮影」する映画が続々と登場するようになりそうです。」

と書かれていて、未来の映画業界がある意味不安になりました（笑）。俳優・女優さんはいったいどうなってしまうんですかね～（笑）。

　また、こちらの映像もご覧ください！

　海外の『Galaxy』というチョコのCMなんですが、伝説の女優『オードリー・ヘプバーン』をCGで完全に再現していますね！

　映像はFramestoreという会社が制作し、撮影は実際にイタリアのアマルフィで行われたそうです。

　どのように撮影し制作したかというと、ネットの記事を引用させてもらいますが、

「Framestoreによれば完璧にオードリー・ヘプバーンの顔を再現するために、人間の顔中のパーツをスキャンし、あらゆる表情を分類する「顔動作記述システム」を利用することで高解像度で70以上の顔の筋肉の動きを記録したとのこと。

また、人間の肌の質感を再現するためにレンダラーはArnoldを採用。Arnoldはこれまで商業コマーシャルのような大きなプロジェクトで使用されたことがありませんでしたが、光の追跡を得意とし、人間の肌の透明感や、やわらかさといったものを再現可能にしました。そして「オードリーの最大の魅力はその目と笑顔にある」ということで、チームは初め本物の目を軸にCGで顔を作っていこうとしましたが、作業を進めるにつれて「オードリーを完全再現するにはフルCGしかない」と気づき変更、このようなフルCGで動くオードリーが完成したわけです。」
（出典：オードリー・ヘプバーンをフルCGで完全再現、イタリアの街で動くとこうなるより）

との事だそうです。

　もうCGで何でも再現できちゃいますね（笑）。

　
　さてここでタイトルの『今もっとも新しいCGの使われ方とは何か』ですが、上記の2つの記事を見てもらえば分かる通り、最先端のCG技術があれば、ここまで圧倒的なクオリティの人間を作ることが可能だということ、つまり、本物の役者無しのフルCG映像作品が出来てしまうという事で、今後ますますCGが映像作品に組み込まれていく（使われていく）と予想されますね！

　このもっとも新しいCG（今回でいうとCGだけで人間の再現）の使われ方ですが、もちろんチョコのCMのように今後CMにもどんどん使われていくでしょう。また、ゲームの分野でもどんどん使われていくでしょうね！その証拠映像がこちら！

　これはFF

の最新作の動画なんですが、正直上記2つで挙げた動画に比べればCG感が分かってしまうかもしれませんが、それでも見入ってしまうくらいリアルですよね！背景に関してはもう本物にしか見えないですね（笑）。今後、これ以上に人間がリアルになると思うと、もうゲームの域を超えそうです。

さてここで問題です！

次の写真の女性は本物でしょうか？CGでしょうか？

　正解は...

　CGです！！

　もう凄すぎますね（笑）。しかも、日本人が制作したそうです！！制作者は、石川晃之・友香夫妻の2人から成る『TELYUKA』（テルユカ）だそうです。日本人も負けてないですね！

　詳しく知りたい方は下のリンクからどうぞ！
「TELYUKA」

　今後このCG技術が、映画やゲームなどの「動き」があるコンテンツに使われ、活躍することに期待ですね！！